フローラステークス&アンタレスステークス&福島牝馬ステークス

 一日三重賞。一個くらい土曜に回してもよかったんじゃないのか。フローラステークスは、セリーナトロフィーから入った。人気どころに信用が置きにくいレースで、前走ミモザ賞でもねばり強い脚を見せていた。鞍上松岡正海で、スペシャルウィーク産駒、先行前残りの開幕週。狙い目は充分だろう。で、道中はいい感じだったのだけれど「速い脚がない」(日刊スポーツ紙面より松岡騎手のコメント)だとかでズルズル十一着。勝ったのは最後方待機から直一気のディアデラノビア武豊。連闘後の馬は消しという印象だったのだけれど、これにはやられた。二着にはレースパイロット。セリーナとの組み合わせで軸二頭三連複の一頭にもしていたけど、ねばり強く連対確保。三着にアスピリンスノー。道中えらくいい感じなので、勝たれるかと思った。穴人気していたウェディングヒミコは「心不全で死んだ」(同紙面より)そうで、笠松クインオブクインは騎手のフォームが変わってると思ったら「ゲートを出てあぶみが外れた」(同上)とのこと。
 アンタレスステークスは前走買い逃して悔しい思いをしたエンシェントヒルから。もちろん、こういう後追いがいい結果になることは少ない。結果、末脚不発。勝ったピットファイターは強い勝ち方。連勝時の勢いに戻ってくるだろうか。二着に上り馬のオーガストバイオエンシェントヒルの相手に期待していたのだけれど、ここから買うべきだった、というのは結果論。三着サワノブレイブで、ここらへんまでは手が回らない。
 福島牝馬ステークスは、オルレアンから入った。前走芝でいいところを見せて軽ハンデのここ。鞍上中館で逃げ馬も見あたらない。外枠のグリーベルトスタートと荒れた馬場。ここで買うしかないじゃないですか、と思ったんだけど。結果、粘りきれずに五着。相手もミスパスカリあたりまで流していたが、全部アウト。勝ったのはメイショウオスカルで、こちらは強い勝ち方。二着はヘヴンリーロマンスと紛らわしいスターリーヘヴン
 結果、三重賞とも沈んで、東京の最終の馬単を引っかけたけど焼け石に水であった。せめて、オペラシチーがもうちょっと頑張ってくれたらよかったのに。