天皇賞(春)はメイショウテンゲンを本命と決めていた。どうせどこにも行かないゴールデンウィーク、他にも馬券くらいは買うか、と思ったのが失敗だった。土日で大敗北。スイートピーステークスも本命は当てても相手がいない。べつに買えない相手ではない。というか、買ったと思っていた。八千円もついた。
で、天皇賞(春)。メイショウテンゲンの単勝と、ワイド総流し、馬連有力馬に流し、三連複ボックスを購入。
結果。
天皇賞(春)(G1) 結果・払戻 | 2021年5月2日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
惨敗。スタートはほんの少し下手を打った。ほんの少し。そして、鞍上の酒井学がガシガシ押して中段へ。一周目、中段やや後方。「今日もレースに参加しているぞ」と思う。が、二週目で各馬進出してきたあたりで、もう手が動いて、脚は進まず、普通に後退。そのまま後方でゴールイン。
さあ、どうなんだろうか。おれとしては、前走くらいの着順だってあるんじゃないかと思ったのだが、予想以上に悪い。復調は遠いのか?
というか、あまり贔屓の馬に言いたくはないけれど、そもそも弱い、とか、早熟だったとか、そんな可能性も考えてしまう。しかし、僅差負けとはいえ、去年のダイヤモンドステークスの走りとか、そんなに弱くもないし、早熟という血統でもなさそうだし……というところ。やはり、厩舎関係者のこのコメントがすべてなのか?
メイショウテンゲン晩成の血目覚めるか、精神面がポイントに/天皇賞・春|極ウマ・プレミアム
晩成型の血が目覚めつつあり「だいぶ体はしっかりしてきた」。ポイントになるのは精神面の上積みだ。「基本的に前向きさがない馬なので、そのあたりが出てくれれば」と気力に期待した。
「基本的に前向きさがない」。お前はおれか、メイショウテンゲンよ。前向きすぎるというか、気性が荒い馬にはいろいろの矯正馬具や、牡馬については究極的に去勢という方法もある。だが、前向きさがない馬をどうしたらいいのだろうか。もう自分との戦いか。他馬とはなんの関係もなく、最後方ポツン。あとは身体能力だけでなんとかする。……って、最後方からの競馬もやっていたからな。ダート転向(兄メイショウテンシャ)? 短距離転向(妹メイショウミモザ)? うーん。よくわからん。
つーか、戦歴見直してみたら、デビュー戦で今日勝ったワールドプレミアにクビ差負けしてんだな。いやはや。
まあとにかく、やっかいな馬を好きになってしまった。ただ、メイショウベルーガの晩成の血に期待しよう。ちなみに、今おれが贔屓にしている現役馬はこのメイショウテンゲンとステイフーリッシュ。一年違いの京都新聞杯馬と弥生賞馬、どっかで対戦しててもおかしくないが、意外なことに未対戦(たぶん)。ちょっとテンゲンの方が長い距離を走ってるからかな。もしもこの二頭が同じレースに出たら、ワイドをしこたま買ってやるよ。ステイフーリッシュはステイフーリッシュで父親のステイゴールドのように「馬券には絡むけど勝てない」という病を抱えているから、あとはテンゲンの復調だ。たのむぜ。
……って、天皇賞(春)の話をしてねえな。ワールドプレミアは馬主があれだけれども、福永は見事に乗ったし、強かった。無観客じゃなかったら野次が飛んだかもしれないけれど。あ、あと、三連複十点ボックスは引っ掛けました。焼け石に水。
菊花賞でコントレイルに迫ったアリストテレスはいまいち。東スポ土曜の顔になりつつある田原成貴が「ルメールは消し」論を、騎乗姿勢の問題と、まったくの憶測(日本語がわかるようになってきたので、他の外国人騎手が来るかもしれないという噂を知って焦りが出ている)で語っていて、田原らしいなと思った。結果的にそうなったが、ただ、田原の予想は大ハズレだったし、ルメールは平場で勝ちまくったらしいな。アリストテレスについて言えば、「ひょっとしてコントレイル世代はあまり強くないのかもしれない」ということを考えてみてもいいかもしれない。いや、ディープボンドが立派に二着しとるやんけ。
カレンブーケードールは頑張るけど勝てないよな。メロディーレーンはなにか適した鞍があればいいのだけれど。オーソリティは大外枠がきつかったのか、もうちょっとやれるように思っていたのだけれど。まあ、そんなところ。