メイショウテンゲンの引退

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先日、メイショウテンゲンの引退が発表された。

メイショウテンゲンが競走馬登録を抹消 今後は中山競馬場で乗馬となる予定 - サンスポZBAT!

2019年のGⅡ弥生賞ディープインパクト記念を勝ったメイショウテンゲン(栗・松永昌、牡7)が22日付で競走馬登録を抹消。今後は中山競馬場で乗馬となる予定。通算27戦2勝で獲得賞金は1億2717万6000円。

 

メイショウテンゲンを初めて見たのは阪神競馬場だった。

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そして、メイショウテンゲン。母はメイショウベルーガ。おれはメイショウベルーガが好きだった。同じ芦毛、同じメイショウの勝負服。たぶん、一生のうち再び来るかどうかわからぬ競馬場で、メイショウベルーガの子が走る。これもなにかの奇跡的な縁だろうと思う。おれはメイショウテンゲンから買った。メイショウベルーガの子がすばらしい末脚で他馬を抜き去って勝つ。おれはそれを見に来たのだと言おう。

このときの結果は三着だった。

その後の戦績を追うとこうなる。

メイショウテンゲン (Meisho Tengen) | 競走馬データ - netkeiba.com

次戦を勝ってきさらぎ賞挑戦5着。さらに弥生賞への連戦。ここを人気薄でぶっこ抜く。

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勝ちおった。これでさらにおれはメイショウテンゲン贔屓になった。

とはいえ、クラシック三冠はすべて人気薄で二着着順。ただ、長距離適性を発揮しはじめて、ステイヤーズステークス、ダイヤモンドステークス(ミライヘノツバサ買えなかったー!)、阪神大賞典で好走。そして春の天皇賞。人気は薄い。しびれた。が、跳ね返される。その後、宝塚記念五着などもあるが、スランプに落ちいる。

そして、故障。長い休養。復帰。好調時からの故障→復帰ならば復活に期待というところだが、やはり苦しい戦いは続いた。ほぼ最低人気、ほぼ最下位着順が続く。最後はダートも二戦使った。

そして、引退。結果、弥生賞だけが唯一のタイトルとなった。もう一つくらい勝ってもおかしくはなかった。故障前のスランプはなんだったのか。よくわからない。早熟のステイヤーという可能性もあるのか。あまりイメージはできない。

それにしてもおれはたくさんメイショウテンゲンの馬券を買ったものだ。とくに、長距離重賞好走後のG1での低人気なんかは熱かった。妹のメイショウミモザでも大穴を取ったり、とても楽しませてもらった。ちなみに、弟のメイショウホーコンは中央で勝ち上がれず地方に行ったが、先日二勝目を上げた。末妹のメイショウネムノキは三歳未勝利戦で好走するものの、勝ち上がりまであと一歩。いずれにせよ、メイショウベルーガの子たちだ。本格化は先かもしれない。

メイショウベルーガはもうこの世にいないが、メイショウミモザなどを通して血は繋がっていくことだろう。この一家に目を向けさせてくれたメイショウテンゲン、ありがとう、おつかれさま。