メイショウテンゲンが弥生賞勝ちおった

f:id:goldhead:20190303175811j:plain

年度末の多忙、仕事をいくつか抱え込み、休日出勤待ったなし。本来なら土曜日に出て日曜日休み……というところ、金曜日のおれは「もうやばい」ということに気づいていて、案の定、土曜日は鉛様麻痺と酷い倦怠感。ただ、その解決策としてジプレキサ(オランザピン)の追加投入が有効と知っているので、それでやりすごす。夕刻、妙に空腹を覚えたが、薬のせいか、単に空腹だったのかわからない。我慢せずにコンビニで買って食う。なによりも敵は倦怠である。

日曜日、やはり午前中は寝て過ごす。長い夢を見る。おもしろかったのは、おれが夢の中で漫画を読んでいて、おれは漫画を読み、ページをめくる、それだけの時間が長かった。視界には漫画しかなく、おれは漫画を読むように夢を見ていた。

午後、出社。だれもいないのでradikoで競馬中継を聴きながら仕事。今日の東のメーンは弥生賞京成杯勝ちの素質馬ラストドラフト、重賞二勝のニシノデイジー、ダービー馬ワグネリアンの弟カントル、さらにサトノの高級馬に武豊のサトノラディウス、重賞好走のあるブレイキングドーン……そのあたりが有力。

今日は雨。これはハービンジャーの馬場だろうと思う。ニシノデイジーの経験が生きるのではないか、そう思った。ニシノデイジーから三連単を買う。

そして、別路線としてメイショウテンゲンである。

おれとメイショウテンゲン

阪神競馬場のうどん屋で詰められる - 関内関外日記

そして、メイショウテンゲン。母はメイショウベルーガ。おれはメイショウベルーガが好きだった。同じ芦毛、同じメイショウの勝負服。たぶん、一生のうち再び来るかどうかわからぬ競馬場で、メイショウベルーガの子が走る。これもなにかの奇跡的な縁だろうと思う。おれはメイショウテンゲンから買った。メイショウベルーガの子がすばらしい末脚で他馬を抜き去って勝つ。おれはそれを見に来たのだと言おう。

まあ、エンジンの掛かりも遅く、ちょっと外にふくれて三着だったのだけれど。

奇跡的にかどうかしらないが、おれは昨年の十二月九日に阪神競馬場でメイショウテンゲンを見ている。馬券を買っている。未勝利戦だった。三着に負けた。その次の未勝利戦を勝ち上がり、きさらぎ賞は五着。そして弥生賞。人気はまるでない。

メイショウテンゲンは、エンジンの掛かりが遅い、そう思った。だったら、小回り中山など向かないのではないか。が、今日は重馬場。ほかの馬がピューンと加速することができず、馬力勝負になったら互角ではないか。母父はフレンチデピュティだ。

というわけで、メイショウテンゲン単勝、有力馬へのワイド流し、さらにニシノデイジーとの馬連を買った。

……したら、メイショウテンゲン勝つのだものな。まだ映像見ていないのだけれど。しかしまあ、二着の人気薄シュヴァルツリーゼはまったく見えてなかったし、単勝がついたのでよしとする。できたらワイド二点とりたかったところだが。あるいは、シュヴァルツリーゼ……サンデーRで休み明け、ハーツクライモンズーン、後から見たら見つけてもいいところだが。

さて、まあたぶんおれの贔屓の馬であるところのメイショウテンゲンが、クラシック戦線に乗ることになってしまった。「なってしまった」というのはよくない表現だが、「どうしたものか」と思ってしまっているのである。メイショウテンゲンと心中するか、やはりレースごとに考えるのか、と。しかし、たぶん、きらびやかな連中(いや、ディープインパクト×メイショウベルーガがきらびやかじゃないわけじゃないけど、メイショウのイメージというものがある)に比べたら、まだあんまり人気しねえと思うしな。

まあ、そりゃ、やっぱりサートゥルナーリア強いと思うよ。アドマイヤマーズも中山とか走りそうだし。それに、メイショウテンゲン、出遅れもするし、まだまだ弱点のある馬だよ。しかし、中山で勝っちまうし、東京はもっと向いているかもしれないしなあ。こう、同じ勝負服で二冠とったメイショウサムソンのように……と行くかどうかしらんが。まあ、楽しみは増えた。

 

さて、帰るか。