2020年 フェブラリーステークス回顧

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今年最初の中央場所のG1、フェブラリーステークスが行われた。おれは今年から、G1については回顧を残そうと思った。おれは昨年のダービーの本命馬すら覚えていない。おれが●●●の時分には、二週間前の土曜の準メーンレースの勝ち馬さえ覚えていたというのに、もうそんな記憶力がない。ならば記録するしかないのだ。

さて、今年のフェブラリーステークス。人気を分け合ったのは昨年の覇者インティと、前走初ダートで衝撃の勝利をおさめた安田記念馬モズアスコットだった。出てくれば本命視されていたであろうクリソベリルとゴールドドリームは中東に飛ぶようだ。エアアルマスは骨折をしている。チュウワウィザードもいない。

おれが信頼する亀谷敬正の本によれば「父か母父にナスルーラ、とくに父エーピーインディ系」、もしくは「ゴールドアリュール産駒」ということであった。おれはどうもインティには懐疑的なところがあって、かといってここでモズアスコットに飛びつくのもどうかという思いもあった。そこで目についたのがゴールドアリュール産駒のサンライズノヴァだった。南部杯で儲けさせてくれた、という私情もある。が、間隔を開けたほうがいい、調教もよい、脚質に幅も出た、ということで、いい事づくしじゃないかと思ったのだ。

サンライズノヴァから手広く馬連パイロ産駒がやけに走っていたし、亀谷も推薦していたのでデルマルーヴル(井崎脩五郎も推薦していた)とミューチャリーなんかも買った。というか、地方馬は応援の意味も込めてみんな単勝買ったけれどな。

でも、本線はモズアスコット、これであった。おれは基本的に「ピンかパー」という発想をしないようにしている。「ピンがあるなら二着もあるだろ」というところだ。サンライズノヴァとモズアスコット、ここを押さえておけば、とりあえず当たるだろうと。

が、当たらんよな。たしかにケイティブレイブのオッズには驚いた覚えがある。前走千八以上からの参戦は好成績という話もある。が、どうも地方競馬場専門馬という意識もあり、どうかな、と。どうかな、とでもなく、まあしかし本命のサンライズノヴァが負け、モズアスコットが勝ち、二着に飛んでこられたのだからおれの負けだ。降参。

あと、この土日の競馬で書いておくことといえば、メイショウテンゲンダイヤモンドステークスだろうか。おれはメイショウテンゲンを贔屓にしているので、ここから買わなければならない。人気はそこそこだ。馬連ならそこそこつく。色気を出して手を広げた。広げた手からこぼれ落ちていたのがミライヘノツバサだ。これにはまいった。直線で「テンゲン来い! テンゲン来い!」と一人手を叩きながらうなったが、まあ差しきれないわ、相手は持ってないわで。これは精神的にきつかった。どこにどう注目すればミライヘノツバサを拾えたのか。ただなんだ、メイショウテンゲンは長距離でそこそこやれるぜ、というのがわかってよかった。G1とはいかんだろうが、長距離重賞ならそこそこ威張れるだろう。ちょうどいいレースがあればいいのだが。春の天皇賞は……相手関係とか、どうかね。

あと、このレースに出走のオセアグレイトは前走の3勝クラスで儲けさせてもらったが、今回もなかなかの走り。見た目もいい馬だし、野中とのコンビを応援したいところ。

あと、土曜日はおれの誕生日だったが、馬連万馬券を取った。京都準メーン、河原町ステークス。スマートアルタイル、ヒルノサルバドール、メイショウアリソン、マイネルオスカル、ペイシャネガノの馬連ボックスで、ヒルノサルバドールとメイショウアリソンの決着。なんで買えたのかよく覚えていないが、まあ松山と四位サンクス。

で、その万馬券が溶けかけたところでもうひと押しが東京の最終。芝の千四でスイープトウショウの子であるスイーズドリームスやロードカナロア産駒のエスタジ、同じくココフィーユあたりが人気になっていた。が、おれは一歩外してトーセンホマレボシ産駒のスペキュラーズ……からさらに一歩外して父シャマダール×母父ドワイエンというゴドルフィンのソーラーフレアという馬を本命にした。単勝で二十倍くらいついた。連闘で、前走は素質馬ニシノカツナリから0.7差六着。正直、スイーズドリームスに切れ負けするんじゃないかと思ったが、開催終わり頃の馬場、ゴドルフィンの領域、と思ったのだ。映像は見ていないが、これがヒットしておれは助かった。津村愛してる。

しかしまあ、もうみんな気づいていることだろうが、ゴドルフィンはいい馬券になる。まだ気づいていない人がいる間、そういう馬場が向いていると気づいていない間、ゴドルフィンの馬は買い続けようじゃないか。

日曜日の方で当たりというと、アメジストステークスのアトミックフォースとウインガナドル、単勝馬連。また津村愛してる。最終週になって、ようやくワークフォース産駒が走るとかいう傾向な。ウインガナドルはステイゴールドメジロマックイーンの肌。京都では春日特別のペガーズの単勝だけ買ったら当たり(十四倍)、斑鳩ステークスもテーオービクトリー(この日、やたらテーオーの馬多かったな)の単勝だけ買って当たり(九・五倍)、一応最終も馬連本線引っ掛けて(言い方変かな?)、とりあえずプラス。

小倉はというと(昨年の結果からローカル買わないと決めていたのに……)、小倉大賞典でヴェロックスを疑い(「善戦マン」なのでは?)、この重い馬場でゴドルフィンという単純さでテリトーリアル本命。母父ストリートクライで、亀谷推薦の米国系ダートの血も入っている。おまけにいい傾向が出ている三枠以内だ。と、思ったら同じ三枠以内で母父フレンチデピュティというカデナがちぎった。ここ二戦、小倉の重馬場で三着、一着で連闘で出てきたドゥオーモは当然相手に買っていたが、こっちから入っていれば……と思うのはさすがに無理筋か。ただ、ディープインパクトは高速良馬場向きであるのは間違いないが、「ちょっと悪い」くらいの馬場だと走ってくる傾向があるように思う。ああ、ドゥオーモから入っていればな。

まあ、そんなところだ。

来週からは中山開催だ。おれの新年の中山は当たり放題だった。早めに馬場の傾向を掴んで、東京開催の負けを取り返したい。以上。