2024年 高松宮記念回顧 当たったけど大当たりではない

2024年3月24日 東京スポーツ紙より

高松宮記念(G1) 結果・払戻 | 2024年3月24日 中京11R レース情報(JRA) - netkeiba

 

どこから入っていいかわからないレース。強豪揃いなのか、低調なメンバーなのか。後者とすれば、マイル路線や香港馬から入る手もある。

 

事前にはあまり考えないことにした。週末は雨模様。馬場の傾向がどうなるかわからない。おれは馬場を読むのはあまり得意ではないけれど、まあしかし当日の芝のレースを見れば少しはわかるのではないか。ジョッキーがみんな外をぶん回していたら外有利だとかな。

 

で、当日。芝1200mのレースも買ってみたりした。発表は重馬場。小雨が降りつづけている。「内の伸びているのでは?」というおれの見解。ならば、内枠先行有利と見た。

 

そこで気になったのが、最内一枠の二頭。ビッグシーザーとマッドクール。買いたくなるような馬が同じ枠に入った。人気はそこそこない。「これ、枠連でいけるんじゃね?」と思った。

 

ビッグシーザーはビッグアーサーの後継として期待されていた馬。一時期調子を落としていたが復調気味。マッドクールも素質馬。重馬場勝利経験もある。そのときのコメントで、馬場は硬いほうがいいというものがあったようだが、実際勝っている。父はダークエンジェルのマル外。こういう馬場は向くのではないか。

 

というわけで、枠連総流し。そして、どちらかといえば可能性のあるマッドクールからの馬連。内枠中心の三連単五頭ボックス。

 

あと、本番でなんか変な展開になったりしたとき、たとえば外差しになった場合を考えて、マッドクールと同じダークエンジェル産駒のシュバルツカイザーのワイドで遊ぶ。

 

レース。スタートは事前の評判通り香港馬のビクターザウイナーが速い。マッドクールはすぐ二番手あたりにつける。いいポジションだ。

 

直線、ビクターザウイナーが馬場の中央あたりで逃げ切りをはかるが、内の方からマッドクールが伸びる。突き放す。しかし、一頭詰め寄ってくる馬がいる。ナムラクレア。最後は接戦となったが、マッドクール逃げ切り。単勝、馬連、枠連を取る。

 

が、相手が人気のナムラクレア(人気になるのも当然の馬だ)では、あまりつかない。予想と結果としては悪くない感触だが、配当はそんなにおもしろくない。おもしろくないといってはいけないが、もうちょっとついてほしかった。

 

せめて、三連複は取りたかった。内からビッグシーザー、マッドクール、ナムラクレア、ルガルときて、その次にやや差し馬のソーダズリングを入れた。武豊がなんか怖いし、三着とかありそうだよな、とか思った。そこを抜かしておけば、ビクターザウイナーは買えた。まあ、しかたない。

 

そんな感じの高松宮記念。土日トータルでは負け。かすり傷でも重傷でもない、単なる負け。高松宮記念のほかにもよかったレースはあった。そうでないレースのほうが多かった。反省はいつでも残る。