2023年 高松宮記念&ドバイWCデー

2023年3月26日付け東京スポーツ紙より

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今年の高松宮記念はなかなかのメンバー、となったように思う。が、不良馬場に加えて枠もなんか外に行ってしまった馬とかもおり。いろいろ考えるところがあって、あまりにも絞れなくて困った。困ったので、ここは一つメイケイエールかということにした。昨年は不利な展開でそんなに差がなかった。馬体はパワーアップしているし、気性も成長しているに違いない。内目を引いたのもよかったろう。そして、昨年の覇者ナランフレグ。また、内目をスルスルがあるんじゃないのか。そして、外枠の方からなんか来い、そんなところ。

が、あれだ、内が悪くなりすぎて、外差し馬場になっていたんね。でもって、ファストフォース。これ。重馬場も走るし、ここのところ差しもするようになっていた。もちろん、相手には入れていた。本命とまではいかなかった。まあ、そんなもんか、というところ。ナムラクレアも早熟馬ではなく、けっこう重厚な血統の持ち主。トゥラヴェスーラまではちょっと。というわけで、高松宮記念はだめ。でも、今週は御堂筋ステークスでディナースタが頑張ってくれたりしたので、全体的に浮いた。

 

全体的に浮いたのはすごい。というのも、ドバイWCデーがあったからだ。ここでしこたま負けたのだ。

とはいえ、日本馬は買った。馬券は買えないがデルマソトガケがUAEダービー圧勝。デルマの馬で、しかもソトガケだ。父のマインドユアビスケッツの人気もさらに高まることだろう。しかし、このレース日本勢が強い。

ドバイゴールデンシャヒーンはさすがのアメリカ馬。おれは違うアメリカ馬を買っていた。シーズィーロケット。スイッツァランドは買えていたので、そこが間違い。

ドバイターフ。セリフォスがぶっ差すのでは? と、思ったら、ダノンベルーガが得意そうな左回りの千八でロードノースを強襲。あと一歩。

ドバイシーマクラシック。初の海外、ナイター、いろんな要素はあれど、イクイノックス一着固定の三連単勝負。二着、三着で荒れてくれ馬券。で、レースはイクイノックスが逃げる。これはさすがのルメール。そして、驚きは直線の持ったまんま。いやはや、強すぎる。しかし、逃げてよしとなると、無敵じゃないか。むろん、適した馬場というのもあるだろうけれど。二着、三着はかすりもせず。

ドバイワールドカップ。サウジに比べてドバイはより日本のダートに近いらしい。パンサラッサが人気していたが、疑って、というか切ることにする。じゃあ、どれだ? アメリカ馬のカントリーグラマーが人気しているが、なんとなくそこから入るのも面白くない。日本馬からいくか。カフェファラオは距離も不安だ。ヴェラアズールはダートも走ったことのある芝G1馬。とはいえ、ダートではいまいち勝ちきれなかった。逆に消しか。うーん、と、そこでジオグリフということになった。芝・ダート兼用っぽいし、ルメールの荒稼ぎが見られるんじゃないかと。

いや、ウシュバテソーロでした。ダートで覚醒したオルフェーヴル産駒の一頭。しかし、大井、川崎ときてドバイはどうかと半信半疑だった。これが、ハイペースを最後方から虎視眈々。直線は川田将雅のアクションに応えて差し切ってみせた。デルマもテソーロもドバイで勝つか。

さて、ウシュバテソーロは凱旋門賞という話があるらしい。「ダート馬を凱旋門賞へ」というのはたまに言う人もいるが、まあ悪くないかもしれない。なにせ親父が親父だ。なにかやってくれるかもしれない。なんならこのまま欧州遠征旅くらいしてしまえなどと思うが、また大井あたりを走ったりしてから欧州へいくのも面白い。いろいろやってみるべきだ。いろいろと。