2022年 秋華賞回顧

2022年10月16日付東京スポーツ

秋華賞(G1) 結果・払戻 | 2022年10月16日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

 

本命はなんとなくスタニングローズかな? と前日くらいには決まっていた。一つには、「競馬の天才」誌で真田理さんがスターズオンアースとアートハウスは跳びが大きくてコース不向き、スタニングローズがいい、みたいなことを書いていたこと。そして、もう一つは亀谷敬正が米国ダート血統みたいなの持っているほうがいいと書いていたこと。

 

スタニングローズは母父クロフネで、血統は合う。おれは正直、馬の跳びについては人の言うことを信じるしかないのだが、まあ合うというのだからいいだろう。枠も真ん中あたりで問題ないし、馬体重も前走から変わらずで、パドックもとくにすごく暴れたりはしていないようだ。

 

というわけで、坂井瑠星の初G1タイトルに賭けた。人気サイドだが、単勝は割れていて、そこそこつく。あとは馬連と三連複で儲ける。そういうことにした。馬体重をぐんと増やしてきたナミュールは買いだ。母系に米国ダート血統も入っている。能力はある。これは仕方ない。問題は人気薄でどこか、だ。内からウインエクレール(このレース、ディープインパクトも強い)、ライラックコーナリングがうまいという。出遅れなければ)、エグランタイン(母父米国系)、サウンドビバーチェ(前走本命馬と差のない競馬)、プレサージュリフト(内回り問題なしとのこと)。このあたりが馬連の相手に来ないかなというところ。まあ、もちろん、スターズオンアースとアートハウスもトリガミ上等で押さえたが。

 

で、レース。大穴でワイド買ってたタガノフィナーレ逃げないかな、と思っていたら逃げない。そして、好スタートを切ったのにデムーロライラックはポツン最後方。でも、一番の注目はスターズオンアースの出負けだろう。正直、これはありがたいと思った。

 

スタニングローズは先行勢のやや後ろの好位置確保。直線入って馬場の真ん中、行け、坂井! 差しきれるぞ! 応援に熱が入る。それに応えたわけじゃないだろうが、スタニングローズ、見事バラ一族の悲願達成。坂井瑠星もG1ジョッキーの仲間入り。

 

二着にナミュール。馬体が増えてきたのは好材料に違いなく、やはりレベルの高い馬。そして、三着が驚きのスターズオンアース。四角の段階でもう終わったと思っていた。中を割ってグイグイ伸びてきていた。これは強い。しかし、結果的に三着というあたり、なにか今年のルメールの「やや不調」(普通の騎手に比べたらもちろん好成績)な感じかと思う。もっとも、このスターズオンアースの競馬でライラックプレサージュリフトが突っ込んできてくれたら嬉しかったのだが、文句は言うまい。だいたい、メモリーレゾンでは三連複が当たらない(馬連の相手には買っていた。母父米国系ノボジャック)。

 

 

というわけで、土曜競馬の、とくに最終レースの三場的中で大幅プラスだったのを吐き出していたのだけれど、秋華賞でやや取り返した。最終まで終わって土日トントンくらい。まあ、いいか。

 

まあともかく、坂井瑠星おめでとさん。しかしまあ、父親が大井の坂井英光なんだぜ。ときどき忘れそうになるな。それだけ坂井瑠星自身の腕が上がってきているということだろう。師匠の矢作調教師も好きな調教師だし、大井系としてがんばってほしい。

 

あと、個人的に、生まれて初めて一口馬主に出資してみて、その馬がデビューしたが惨敗。やっぱり一口はやらんほうがいいかもしれない。

 

以上。