2024年 安田記念回顧 ガイアフォースは一線級なのだけれど

2024年6月2日付東京スポーツ紙より

 

今年の安田記念はようわからんかった。まず、天気がわからんかった。重になるのか、やや重になるのか、それとも良馬場なのか。そのあたりがわからんかった。そして、香港馬の評価もわからんかった。ロマンティックウォリアーは香港最強級なのは疑いはないが、マイルでなく二千だとどうなのか。ヴォイッジバブルの本気度はどうなのか。

 

わからんなーと思いながら、当日午後三時くらいを迎えた。雨はあんまり降っていないらしい。ドロドロの重馬場でもないようだ。なんとなく芝のレースを見た限り、おれのつたない馬場読みの限り、内枠先行有利のように見える。

 

さて、どうするか?

 

ガイアフォースでいいんじゃないのか? と、思った。ガイアフォースはいろいろな距離、あるいはダートなども試している、なんか適性のようわからん馬だ。でも、去年の安田記念もよう走った。今年は内枠から、いい競馬できんか? ダノンデサイルのような競馬できんか? そう思った。そう思って、単勝、馬連、三連複、さらにワイドを買った。内枠から先行できそうなジオグリフ、ルメールのパラレルヴィジョン、ちょっと外ながらスエラヴェローチェなどにも期待した。

 

で、レース。ガイアフォースはもうちょっと前に行ってほしいなと思った。直線、前が詰まった。ちょっと外に持ち出した。その間にロマンティックウォリアーが抜け出し、ソウルラッシュとナミュールが追い込んできた。ガイアフォース四着。そんなものだろう。一線級ではあるが、今回は勝ちきれなかった。そんなものだろう。

 

でも、ロマンティックウォリアーは抜けなかっただろうな。ロマンティックウォリアーは強かった。強い馬を見るのは楽しい。それも、海外から来た馬ならなおさらだ。そんな歓声もあったのだろうか、ウィニングランは長かった。べつにいいだろう。どんどん香港からも遠征してきてくれ。そっちのほうが楽しい。馬券が当たるとは限らないが。

 

安田記念(G1) 結果・払戻 | 2024年6月2日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba

 

馬券は土日で負け。ただ、京都の最終で田口貫太のメイショウコギクが勝ってくれてやや取り返した。でも、ワイドが当たらんかった。人気薄が来すぎだろう。まあ、そんなところ。