2024年 フェブラリーステークス回顧 なんか筋違いな波乱

東京スポーツ紙より

フェブラリーS(G1) 結果・払戻 | 2024年2月18日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

 

土曜最終三場を当てて(とくに小倉が大きかった)で、プラス収支で迎えた日曜。おれは二十五年以上ミーハー競馬ファンなので、もちろんG1となればたくさん賭けたいと思う。

思うが、今年のフェブラリーステークス、これがなかなかむずかしい。海外へ最有力馬級が流れてしまったというのもあるだろうが、ともかく路線やらなにやらごちゃついていて、どうにもわからない。

一番人気はオメガギネスだった。鞍上ルメールとはいえ、重賞未勝利で繰り上がりの出走。どうもあやしい。ウィルソンテソーロ。自慢じゃないがおれはチャンピオンズカップと東京大賞典で買っていた。が、松山がどうのこうのいうつもりはないが、どうにも乗り替わりで買う気がない。

というか、どうにも、買いたいという馬がいない。地方びいきでイグナイター、ミックファイア? イメージがわかない。

じゃあ、コースの傾向とか思って、なんとなく前有利かなと思っていたら、ヒヤシンスステークスでラムジェットが後方から差し切りを決めたりする。いや、どうなんだ? まじでわからん。

わからんので、消去法的にドゥラエレーデを本命にした。気が進まない。そんなレースは「見」でいいのはわかっているが、やっぱりミーハーなので。ドゥラエレーデ、ダートなら安定している。ムルザバエフとの相性もいい。ドゥラメンテにオルフェーヴルという血統も一発ありそうだ。

……っていうのも、なんというか、後付けというか、予想で後付けもないだろうが、どうにも勝つ感じもない。ただ、連対くらいはあるのではないかと。

まあ、連対もなかったですね。レースは多くの事前検討通りドンフランキーが先頭に。が、このあとの展開が想定外というか、ドゥラエレーデとかもがんがん前に行こうとして、かなりのハイペースに。ドゥラエレーデはわりと早めに手応えなくなって、もうしらんわみたいな感じ。

で、堂々先頭に立ったのがペプチドナイル。ペプチドナイルといえば、G3くらいなら絶対に一目置かなければいけない馬だが、ここで激走する? 東幹久が「買え!」って言って買える? ちょっと買えないよな。

で、二着に突っ込んできたのがガイアフォース。ガイアフォースはヒモとしてなら買えた。というか、けっこう買った。でも、本命にするにはなんか人気しすぎていると思った。本命にはできなかった。

そんでもって、三着セキフウ。これはもう無理だろ。いやね、僅差四着のタガノビューティーは府中ダートを庭としているので、「前有利かな」と思いつつも買えたけどセキフウまでは。

なんだろうね、これは。まあ、「買える馬がいない!」という予感だけは的中した。もし、自分がこのレースを的中させるケースがあったとしたら、ペプチドナイルかセキフウからのワイドだけだったろう。もちろん、選べなかったわけだが。

困難だ。まあ、無理だ。なんというのだろうか、競輪でてんでラインと関係ない決着になって、選手の名前だけで買っていたど素人だけ当てられた、みたいな。「競輪知ってる人には買えないよ」みたいな。いや、それにしても人気薄すぎるか。それでも、なんかこう、筋違いというか。なんの筋かといえば、たとえば「芝好走歴のある馬がきた」とか、「逃げ先行が残った」とか、「追い込みが効いた」とか、「距離長め得意の馬がきた」とか、「距離短め得意の馬がきた」とか、そういう感じではなくて、なんかこう、バラバラなのよ。まあ、ちょっとわからんかったし、わからん結果になって、へんな納得感はあった。

とはいえ、土日の収支はトントン。そして、「回収率100%の戦いはこんなに厳しいのか」と思った次第。こんだけ当てても660円しかプラスになっていないのか、という厳しさ。

 

 

思うに、おれのような買い方(単勝、馬連中心。わりと点数多めに買って、人気サイドではプラマイゼロ、たまにくる中穴で稼ぎたい)では大幅プラスは難しい。かなり当てなければいけない。かといって、いまさら大穴狙い(このフェブラリーのように)にシフトするのは難しいし、資金が足りない。もちろん、キャプテン渡辺(この人すごくね?)のように少ない点数にバンとはる買い方もわからない。どうするべきか? 競馬歴の長さに反比例するように、悩みは増える。