2023年阪神ジュベナイルフィリーズ回顧 大混戦のレースってこんな決着よね

2023年12月10日 東京スポーツ紙

阪神JF(G1) 結果・払戻 | 2023年12月10日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

 

チェルビニア、ボンドガール不在で大混戦の阪神JF。キャプテン渡辺が言っていたが、「これという本命馬もいないし、これという穴馬もいない」という感じ。すくなくともおれにはそう感じられた。

 

なに買っても失敗なら、なんか適当に振り回そうかと思った。なんかあれば。……と、思いつたのが上がりの早さだった。よくわからん混戦で、最後なんか突っ込んでくる。で、目についたのがスウィープフィートだった。母の母はスイープトウショウ。前走はスローのレースを33.1の脚で上がってきている。なんかあっても。

 

鞍上は永島まなみ。これはどうか。単勝で勝負するなら悪くない。でも、混戦で最後に三着くらいならあるのではないか。女性騎手のオッズあるあるで、単勝人気の割に連勝式はあまり売れない。これでいいか。これのワイドだ。ワイドがメイン。手広く流して、二点取る。もちろん、単勝と馬連、三連複も買うが、まあワイド見て楽しもう。

 

……などと余裕があるのも、メーンまでに馬連の万馬券取ったりわりと勝っていたからだ。

 

で、レースはどうなったか。スウィープフィートは出遅れる。べつにそれでいい。もうなんも考えないで直線に賭けてくれ。……とか思っていたが、まあそんなに伸びないよね。まあ七着は健闘したほうでは。

 

勝ったのはアスコリピチェーノ。無敗で新潟2歳の勝ち馬で、一躍主役に躍り出てもいい馬だった。なんか人気していなかった。あれ、サンデーレーシングの素質馬では? と思うところもあり。でも、なんとなく混戦の上位人気もな、と本命にできなかった。

 

二着はステレンボッシュ。どこかで「こんなレース、なんにも考えないでルメール買えばいい」というのを見かけたが、それも正解だった。まあ、この二頭で馬連二十倍、妥当なところだ。

 

なんかこんな混戦のレースってこのくらいの決着なんよな。信頼できなさそうな上位人気馬が、けっこうちゃんと走って、まあそれなりの配当に落ち着く。大混戦レースで大波乱みたいなのはあんまり望めない。大波乱は、ちゃんと本命馬がしっかりいるときに起こる。そんなことをあらためて思った。そんなところ。香港は当たりそうにない。