おれは先日、第86回日本ダービーの予想を開示した。
やっぱりやめた、というところが出てきたし、まだ時間もあるので書き留める。
ただし、上位勢の評価については変わらない。ダノンキングリー本命で、サートゥルナーリア、ヴェロックスが上位。
ただ、そのあとだ。そのあとについて、おれはメイショウテンゲンとランフォザローゼスの二頭を挙げていたが、これを撤回する。
メイショウテンゲンは思い入れのある馬なので、記念馬券的なものは買うと思う。思うが、やはりこの高速決着が予想される戦いではかなり厳しいように思える。ランフォザローゼスも、枠順的に外を引いたのが面白くない。そして、やや穴人気しているところお面白くない、と思った。
代わりに、二頭入れる。
ロジャーバローズとエメラルファイトである。
ロジャーバローズ。父ディープインパクトの高馬。最内枠から先行、あるいは逃げて粘れるのではないか。人気はない。内枠のほうが有利だろう。
エメラルファイト。クロフネの牡馬は、という話もあるが、母父スペシャルウィーク。中山の千八は長距離適性がある馬が強いというし、無欲の先行から粘り込み。重賞勝ち馬のわりに人気はない。内枠のほうが有利だろう。
……って、内枠の馬を選んだだけか、という話ではあるが。それでも、サトノルークスではなく、というあたりを感じてほしい。いや、馬連ではサトノルークスあたりを入れたりもするけど。
というか、三強崩しの一頭、それも穴馬、というのは出てくるように思える。ダービーはそういう大激走がある。大激走だ。そういう意味では、リオンリオンなど「常識的に」狙える穴馬なのだろうが、常識的では駄目だ。アドマイヤジャスタだって怖い、ノーザンファームで皐月五着のクラージュゲリエもなんか忘れられてる感あるし、大外のシュヴァルツリーゼも怖いところがある。言い出したらキリがない。
とはいえ、どこかで決めねばならぬ。ならぬところでロジャーバローズとエメラルファイトを挙げておく。
馬券はというと、どうしようか。
ダノンキングリー頭の三連単はサートゥルナーリアとヴェロックスに。三連複のボックスは上に挙げた五頭に。あとは、ダノンキングリーから馬連とワイドで未練がましい流し馬券。このあたりで。
ちなみにダービー前日の土曜、馬券は好調だった。東京九レース富嶽賞、藤田菜七子を本命に単勝と馬連、十レース葉山特別はウインシャトレーヌの単勝のみもプラス。京都では重賞葵ステークスをディアンドルからの馬連流しでアスターペガサスをひっかけて六十倍、最終レースも一番人気のサトノシリウスから流して八番人気馬をひっかけて三十五倍。七レース買って四レース的中。悪くない。明日も引っ掛ける方向でいきたい。
まあ、何はともあれダノンキングリーと戸崎圭太にがんばってもらいたい。あまり後方で脚をためずに、先行からの早めの抜け出しで一発、頼む。いや、そういう展開になるのかな。リオンリオンのペース次第というところもあって、じゃあノーザンファーム系列でサートゥルナーリアをアシストするような展開を想像すると……、やはりサートゥルナーリアにとって現状なにがベストな展開かまだ見えないところもあって。できたら、サートゥルナーリアを先にいかせて、ダノンキングリー密着マーク、一気の抜け出し、みたいな。ダノンキングリーは、いわゆる隠れノーザンファーム組なんだよな。生産は違うけど、調教は天栄で。馬連で人気薄連れてきたらそれなりにつくだろうけど、問題はワイドでどのくらいつくかというところもあって、いや、ちょっとわからんよね。……ぶつぶつ(キリがない)。