横浜スタジアムのブルペンでクラフトビールを飲み、インドネシアで飯を食う

桜木町で映画を観たあと、徒歩で関内へ向かう。

 

日本大通りはイチョウの黄葉。

 

鹿。

 

あやしく光る横浜スタジアム。

 

シーズンオフの横浜スタジアムは夜な夜なパーティー。

 

踊らない夜はいらない。

 

ライトポール付近からホームベースを見る。

 

野球ファンはフェンスに飛びついてその柔らかさを体感する。

 

白いのはボールが直撃した痕跡だろうか。

 

ホームベースのあるところ。

 

実況解説席。

 

ベンチ。

 

おれは斬れば赤い血の流れるカープファンなのだけれど、それは内緒だ。

 

リリーフカーはリーフ。

 

というか、迷い込んだここはブルペン。

 

ブルペンだよなー? なんでビールの屋台があんの?

 

ブルペンでクラフトビール。横浜ベイブルーイングの横浜ジューシーIPA。おれは苦いビールが好きでIPAとか好きなんだが、これはジューシー。苦いの苦手な女の人も「これはおいしい」と言っていた。アルコール度数と値段は高め。というか、4種類売っていて800円が並んでいたのでPayPayで800円って打って支払ったら、これだけ900円だった。100円追加して支払った。いい感じに酔う。

 

横浜スタジアムで一番高いところ。

 

この高さから野球見たらどんな感じなんだろう。というか、奥の席からは見えないよな。飲み食い雰囲気メーンの席か。そういうのもいい。

 

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動画。

 

お腹が空いたので近くのインドネシア料理店へ。

チンタジャワカフェ 横浜店 (Cinta Jawa Cafe) - 日本大通り/インドネシア料理 | 食べログ

 

アラックのトニック。あまりアラックの味が感じられないので、ストレートにすればよかったかもしれない。

 

ココナッツスープにテンペ。唐辛子マークが一つついていたが、容赦なく辛かった。辛さ一つ、ではなく、辛いか辛くないかの二択だったようだ。

 

フィッシュのフライみたいなのを頼もうとしたら品切れだったので、横にあった「インドネシアシュウマイ」を注文。出てきたのがこれ。なんなのかわからない。ひき肉のソースっぽいものの下にある、やや弾力のある少し甘い固形物がなんなのかわからない。それにゆで卵にゆでキャベツ。おいしいのだが、なんだかわからない。メニューのアルファベット表記を見ても、SiomaiだかSIomayと書いてあるだけで正体がわからない。

あとで調べたら、日本でいうところのシュウマイ、シウマイ、焼売とは別物の、インドネシア料理だった。

Siomay はシュウマイにあらず!: インドネシア居座り日記

屋台B級グルメ! シオマイ(SIOMAY)とは何ぞや? | バリ雑貨スタッフたちのへんてこバリ島生活

【ローカルフード】シオマイ ( Siomay ) | ジャワ島旅行情報サイト

 

シオマイ。あの固形物は魚の練り物だったようだ。

 

……あ、この店、けっこう本格的? というか、店員さん全員インドネシアの人っぽいし、先客の若い男性客二人、男女客二人もインドネシアの人っぽい。知らない言葉で喋っている。いや、インドネシアの人かマレーシアの人かフィリピンの人かわからないけれど、インドネシア料理店にいるのだからインドネシアの人っぽいといっていいだろう。

 

おれのメーンディッシュがくる。メニューに載っていた日本語表記は「ナマズ魚」。選ぶしか無いだろう。ノータイムだ。で、出てきたら、これどうやって食べればいいかわからない。身をほぐす感じでもない。尻尾からまるかじり。骨ごといく。食べられるぞ。ちなみに、辛いテンペのスープで舌をやられているので、ソースの味はわからない。おれは「ナマズ魚」をバリバリ食べた。インドネシアの人に「え、骨ごと食ってる?」と思われているかもしれない。さすがに頭は残した。インドネシアの人に「え、頭残すの?」と思われているかもしれない。キュウリとキャベツを食べるタイミングはどこだったのか?

 

店内はお客さんが増えてきた。日本人の中年男女。インドネシア人らしい若者六人。インドネシア人らしい若い男女二人。インドネシア人らしい……。と、気づけば、店内が8:2でインドネシア人が多くなっている。店員もみんなインドネシア人。おれは外国に行ったことはないが、外国のようだ。

 

そして、インドネシア人らしい人たちが集まるインドネシア料理店は、たぶんインドネシアの味なのだろう。おれはインドネシアに行ったことはないが、たぶんここは本格的インドネシア料理といっていいのではないか。

 

本格インドネシア料理・CINTA JAWA CAFE(チンタジャワカフェ)

チンタジャワカフェは2012年5月に私のコンセプトでつくりました。
私がこのレストランをつくりたいと思ったのは、私が日本に来て何年もの間いつも本当のインドネシアの料理が恋しくて食べたいと思っていましたが、日本にあるいくつものインドネシアレストランに行っても日本人向けにアレンジされた料理ばかりで、本場の料理になかなか出会うことができませんでした。どうしても本当の味を食べたかったので自分で料理をつくりはじめました。
そして本場の本当の味を日本にいるインドネシアの人々にぜひ食べてもらいたいとおもいました。
また、日本の人にも本当の味を食べてもらいたいと思いチンタジャワカフェをつくりました。
皆さんもぜひ本場の料理で食べたい料理があればリクエストしてください。
その期待に応えるようにしていきたいとおもいます。

なるほど。

 

おれは先にビールを飲んでいたこともあって、酒はアラックのトニック一杯で十分だった。料理も美味しいし、ボリュームもあって、お腹もいっぱいだ。つぎは麺類でもいってみるか。アラックのカクテルも「アラック・アッタク」(たぶんアラックアタック)とか、「アラックバック」とかにしてみるか。というか、おれたちが店を出たら、もう9:1でインドネシアだ。中華街も遠くないところに、インドネシアがあった。悪くない。また行く。おすすめする。

 

以上。