大谷翔平水原一平事件について

大谷翔平【動画・声明全文】自身の賭博関与を否定 水原一平氏違法賭博問題で声明 | NHK | 大谷翔平

彼は僕に対してホテルに帰ったあとで2人でより詳しいことを話したいのでいまは待ってくれということで、まずホテルまで待つことにしました。ミーティングの時に水原氏がギャンブル依存症だということは僕はもちろん知らなかったですし、彼が借金をしていることはミーティングの時は知りませんでした。

僕は彼の借金返済にもちろん同意していませんし、ブックメーカーに対して送金をしてくれと頼んだことも許可したことももちろんないです。そのあと、試合後ホテルに戻って初めて水原氏と話して、彼に巨額の借金があることを知りました。彼はその時私に僕の口座を勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたということを伝えてきました。

 

大谷翔平、水原一平の話より、自民党の裏金問題のほうが重大事件である。メディアは政治の問題をもっと取り上げるべきだ。でも、おれはこっちの事件のほうが気になるのでメモをしておきたい。

 

時系列はどこかで調べれば出てくるが、水原が最初に取材で「大谷同意のもとで送金した」的なことを言って、それを翌日翻した。大谷は知らなかったと。これによって、大谷肩代わりから、水原の横領、窃盗という話になった。

 

もしも、「大谷肩代わり」が大谷の選手生命に関わることで、「ここは水原がすべて引き受けてくれ」(fall guy)ということになったとなると、一大ドラマである。裏切ってしまったかつての親友(といえるかどうかはわからない)のために、あえて大きな罪を受け入れるのかどうか……。映画化決定だ。

 

と、いうくらいには、最初に水原氏が詳細に述べていたので、どうもそういう線もありうるな、とは思っていた。むろん、可能性としては大谷がギャンブル狂いだった可能性もあるし、一緒に遊んでいた可能性もある。

 

が、しかし、どうも様子が違ってきた感じもある。今朝の大谷翔平の会見。名門ドジャースの抱えたスタッフ、弁護士軍団、当然エリート中のエリート、プロ中のプロが考えた末の内容。ここで大谷ははっきりと上記のようなことを言ったのである。最初の水原氏の話を完全否定している。ここで嘘をつくのはたいへんまずいはずだ。

 

「窃盗と詐欺」で当局に引き渡すと言っているので、「横領」ですらない。大谷がパーソナルな一番メーンの口座情報まで通訳に知らせているわけはないと思うが、ひょっとしたらいくつかの用途別口座の一つくらいは知っていたのでは? くらいには思っていたが、どうもそうでもないらしい。

 

となると、やはり嘘をついていたのは水原氏なのか。わからない。

 

ギャンブル依存症の症状とサイン - 依存症対策全国センター

ギャンブル依存症は、人生に大きな損害が生じるにも関わらず、ギャンブルをしたいという衝動が抑えられない病態をいいます。賭け金を追い求めて貯金を使い果たしたり、その行為を周りの人に隠したり嘘をつくことがあります。借金が膨らんでしまい盗みや詐欺に至り、自己破産、失業や自殺等の深刻な問題を引き起こすこともあります。

ただ、一概には言えないが、ギャンブル依存症は嘘をつく。そういう傾向がある。おれもいろいろなギャンブル依存症の本を読んだが、そういうことは書いてあったような気がする。

 

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というか、おれもギャンブル依存症(競馬依存症)疑いの人間だ。ただ、水原氏のように人生を、それもかなり恵まれている人生を破滅させるような予感はない。「おれって普通のギャンブル愛好者なのでは?」と思ってしまうくらいである。高松宮記念は勝ったが、土日トータルでは負けた。

 

というわけで、いろいろと興味はつきない話だ。それにしても恐ろしいのはギャンブル依存症だ。たとえば、この件の前に「スキャンダルで天から地に落ちそうな有名人は?」というランキングがあったとしたら、大谷・水原コンビなどは相当な下位にあったろう。青天の霹靂。

 

まだ、水谷氏が逮捕されたとか起訴されたとかいう話はない。ドジャースを解雇されたという事実があるくらいだ。まだ、どうなるかはわからない。ただ、なにもなかった、ということにはならないだろう。いや、推定無罪の立場に立てば、大谷も水原氏も博打の胴元もみんな無罪で、捜査が完全に間違っていた、と考えなければいけないのかもしれないが。

 

仮定の話。もし、大谷側の主張を全面的に信じるとすれば、水原氏の心境はどのようなものであったろうか。ギャンブル依存症という病気だけで片付けられるものだろうか。元からギャンブル好きだったという話もある。依存症はいつ陥るかわからない。これも本に書いてあったことだが、二十年以上常識の範囲内でパチンコをやっていた人が、急に依存症になって破綻するなんてこともある。

 

とはいえ、なにかこう、大谷という世界……というと怒る人がいるから、日本とアメリカでの、野球でのトップ級の大スター、そして大金持ちの近くにいて、なにか狂ってしまったところはなかったのだろうか。そんな想像は先走りすぎているのはわかっている。でも、それを考えずにはいられない。いつか本人の言葉を聞いてみたい。

 

そして、大谷はどう思うのか。

 

そんな人間の心の内が気になってしまう事件なのだ。これに比べると、与党自民党の政治家が裏金を作っていたなんて当たり前過ぎて興味を持てない。……とかいうと怒られるのだろうが、正直な話。