有馬記念(G1) 結果・払戻 | 2020年12月27日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
おれの今年の有馬記念の目的は一つだった。五十万円とること。
五十万円とって、今年の負けをなかったことにする。すばらしい。
が、予想は難儀した。フィエールマン頭で、クロノジェネシス、カレンブーケドールときて、三着はなんだ？ そこがわからない。はっきりしない。ピンとこない。
が、なにをアホなことを言ってるのだ。フィエールマン、クロノジェネシス、カレンブーケドールで三頭いるじゃないか。
というわけで、フィエールマンからクロノジェネシス、カレンブーケドールへの三連単にぶち込んだ。
そして、フィエールマンからクロノジェネシスの一、二着から三着にいくらか流し（なかには五十万級の人気薄もあった）、さらにさらにフィエールマンとクロノジェネシスの二頭軸からマルチで人気薄に流した。さらにさらにさらにフィエールマンから人気薄に馬連を流した。これは行って来い、かすり傷のトリガミ狙い。
が、知っての通り勝ったのはクロノジェネシス、二着にサラキア。サラキアは馬連で買っていたが、二頭軸マルチに入れていなかった。オセアグレイトとか入れてる場合じゃなかった。
レースはおおかたの予想通り最内枠のバビットが逃げた。ペースの鍵を握るキセキは出遅れた。スローで流れる。フィエールマンはじわじわとポジションを上げていった。おれは内心、末脚に賭けてほしかったが、陣営のコメントやルメールの感覚からはこれが正解だったのだろう。
直線に入る。ブラストワンピースが競走を中止する（心房細動らしいので一安心）。フィエールマン、早めに先頭に立つ。フィエールマン、フィエールマン！ そこに迫るのはクロノジェネシス、いいぞ、カレンブーケドールも顔を覗かせる、そうだ、来い！
……が、クロノジェネシスがフィエールマンに競り勝つと、外から突っ込んできたのはサラキアだった。フィエールマン、サラキアにも差されて三着。
競馬は難しいものよな。
初志貫徹でフィエールマンから50万円獲る馬券買った
— 黄金頭 (@goldhead) 2020年12月27日
負けた！
— 黄金頭 (@goldhead) 2020年12月27日
ただ、負けた！ 心地よいくらい負けた！ 一年積み重ねてきた負けに、さらに負けを加えた！ でもいい、おれは勝負した！ そして負けたのだ。
そんなふうにして、今年の中央競馬は終わった。無敗の三冠馬が二頭出て、その二頭を退けた先輩の三冠馬がいた。なんか、新型コロナウイルスで無茶苦茶な年だったが、まあいい、おれは負けた。だが、来年も負けるとは言ってない。東西の最終レースも本線でとった（焼け石に水）。
それにしても、三連単にぶち込むと楽しいという思いを知ってしまった。ちまちま馬連買って、それで的中率も回収率も低いのなら、三連単のまぐれ当たりでも狙ったほうがいいんじゃないのか。そう思った。来年、競馬ができるとしたら、三連単中心になるかもしれない。
とりあえず、こんなところ。
中央競馬よ、また、来年。
