2021年 皐月賞回顧 横山武史はロックだったか?

f:id:goldhead:20210418181358j:plain

皐月賞(G1) 結果・払戻 | 2021年4月18日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

田原成貴横山富雄の騎乗を見てロック、いやパンクロックだと思ったという。おれは横山富雄の現役時代を知らない。その息子である横山典弘なら知っている。横山典弘の騎乗には泣きもしたし、笑いもした。無論、泣いた方が多いだろう。

その横山典弘の息子が横山武史である。田原はロックを説いた。おれにはロックがわからない。それでも、買ったのだからロックなのだろう。

田原はロックだったと思う。最近、このごろ競馬をはじめたファンにはどう伝えたらよいかわからないし、不祥事のこともある。でも、田原はロックなジョッキーだった。おれにはそう思える。

 

おれは、ダノンザキッドを本命にしようかと思っていた。弥生賞で短距離超得意厩舎である安田隆厩舎らしいキツめの仕上げをしてしまって敗戦。しかし、皐月賞馬なり単走、鞍上はジョッキーではないという、やや軽めの調教。これなら、川田将雅が先行策から抜け出すのではないか、と。

とはいえ、それは条件付きであった。ダノンザキッドがそれでも入れ込んでいるようであれば、人気としても面白くないし、切ろう、と。

して、テレビ画面から見えたパドックのダノンザキッド。風でゼッケンがふわりと浮いた。発汗が見られた。急に暑くなって各馬発汗が見られるのか? 否、ダノンザキッドだけが発汗しているように見られた。首を上下に振る仕草も見られた。

おれは元来パドック派などではないが、これはダノンザキッドを切るべきだと思った。思って、密かに抱いていた爆弾を持ち出すことにした。レッドベルオーブ、福永祐一。大外から、戦術に長けた福永が頭とは言わないが、二着三着に入るのではないか。そう思った。

レッドベルオーブはよく走ったと思う。福永も、大外枠から外々を回される展開になったけれど、それなりに期待をもたせてくれて四角を回ったと思う。が、ガス欠になった。レース間隔なのか、本来持っている距離適性なのかはわからない。ともかく、一瞬、三連複はありかな? と思ったおれの希望は潰えた。

勝ったのはエフフォーリア。無敗の一冠。二着に弥生賞馬タイトルホルダー、三着にステラヴェローチェ。ダノンザキッドは大敗した。

おれは勝ったエフフォーリア、おそらくは日本ダービーで一番人気する馬より、ダノンザキッドの今後が気になった。ひょっとしたらマイル、あるいはそれ以下の距離で本領を発揮するのではないか、などと考えた。むずかしいところだと思う。ともかく、ダノンザキッドを見きったおれの予想は間違ってはいなかった。ただし、勝ち馬を当てることはできなかった。

さあ、皐月賞は終わった。ダービーはどうなる。このままエフフォーリアで決まるとも考えたくない。理由はとくにない。ヨーホーレイク、ディープモンスターあたりの巻き返しなどを、とりあえずは考えておく。以上。