2021年 オークス金曜日見解

f:id:goldhead:20210521124054j:plain

オークス(G1) 出馬表 | 2021年5月23日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

オークスだ。現時点での考えをまとめる。おれのために。

 

ソダシ

泣く子も黙る無敗の桜花賞馬だ。ただ、今回は距離不安がささやかれる。父クロフネ産駒は2000m以上のG1を勝ったことがないとか。ただ、ホエールキャプチャオークスでクビ+ハナ差の3着がある。さてどうか。おれのなかのクロフネ産駒の代表はアエロリットで、東京あたりの大箱を高速先行、高速決着という感じ。でも、クロフネなんだからパワーもお持ちなんでしょ? というところもある。ソダシはどうだろうか。レースを思い浮かべてみると、やはり今回も先行からスピードを持続させて押し切ろうとするのだろう。たらればで、そこをサトノレイナス(ダービーに出走予定)が差す、という人も多いが。おれとしては、絶対に無視できない一頭ではあるが、先週のグランアレグリアみたいな絶対ムードではないぞ、と思っている。なにせ腕っこきの厩務員も「あの馬(ゴルシ)に似てきた」という気性の悪さも抱えているのだ。

 

アカイトリノムスメ

こちらは泣く子も黙る三冠馬配合(ディープインパクト×アパパネ)。桜花賞のあとは、「オークスあたりで人気が落ちたら」とか思っていたが、サトノレイナスの路線変更とルメール鞍上ということになって、たぶん二番人気。そうすると、少し心もとない。血統は日本の春のクラシックを追求したようなものだが、馬自体にまだ力強さがないような気もする。アンカツはいつだったか、「なんだかんだで良血馬が勝ってることが多い」みたいなことを言っていたが、果たして。

 

ユーバーレーベン

あまり当てにはならないnetkeiba上の事前オッズで三番手。たしかにソダシ相手に善戦してきた馬だ。でも、6戦1勝でG3で2着1回の馬だといえばそういうことになる。父ゴールドシップでなにをやらかすかわからんというところもあるし、亡くなった岡田総帥に捧げる勝利というストーリーもある。けれど、おれは今のところそんなに評価していない。やはりちょっと足りないのではないか。でも、ぶち抜けるイメージがないわけでもない。難しい。

 

クールキャット

ホットドッグの反対語。レイクヴィラファームの生産で、母系は1964年産のメジロアイリスまで遡れるメジロ血統。オーナーはシルクレーシングで、鞍上は武豊。母のメジロトンキニーズは現役時代も知っているが、トンキニーズは犬種だと思っていた。猫だった。東スポの虎石が一口持ってる。……というわけで、いろいろある馬だ。いや、どんな馬にだっていろいろあるが。前走はルメールが見事にエスコートして強い勝ち方。ただ、2着スライリー、3着ユーバーレーベンがどうだったのか。……って、ソダシ相手にやりあってきたユーバーレーベンをものさしにすれば、上位に来てもおかしくない。父スクリーンヒーロー、その父グラスワンダー、母の父はダンスインザダーク、母の母の父は今どき見なくなったモガミ。メジロの血が春のクラシックに向くか? という話もあるが、ダービーに比べてやや重めの血が強いオークス。それに前哨戦勝ってるしな。本命にする可能性もある。

 

ステラリア

怖い忘れな草賞勝ち馬。鞍上は川田。とにかく最期にいい足を使う。大外枠は有利か不利か。母の父の父にモンジュー。少し馬場が渋れば血統は向くか。

 

ファインルージュ

ちょっと忘れられている感がないでもない桜花賞3着馬。父はキズナも母父ボストンハーバー。血統が不安視されている。親戚にメイショウチタン(こないだの詰まりっぷりはひどかったな)とかいる。とはいえ、鞍上福永。おれはここ二年くらい福永を信頼している。今までもたくさん出走してきた距離不安の馬と同じく、末脚に賭けるなら賭けるで、3着あたりに突っ込んできたりして、「やっぱり桜花賞3着馬は無視できなかった……」みたいな空気になる可能性はあると思う。

 

ククナ

母は桜花賞2着、オークス3着のクリミナル。その母はアルゼンチンの名馬クルソラ。クルソラの子にピオネロ。ピオネロはまだ高知で走っている。それはそうと、最内からこっそり追走とかどうだろうか。でも、マジックキャッスルみたいな跳びの小さな馬なのか、この馬。よくわからん。桜花賞の映像を見直してみるか。映ってるかわからんけど。

 

タガノパッション

鞍上は今、かなり評判の悪い岩田康誠。騎乗っぷりではないところでヘイトを集めている。もちろん自業自得。しかし、それが競馬に関係あるのか。馬主があれなのに天皇賞(春)はワールドプレミアが勝ったぞ。それも競馬だ。なにより馬に罪はない。で、この馬はトライアルのスイートピーステークス勝ち。完全に無視されているようなら三列目あたりに入れようかどうしようか。

 

アールドヴィーヴル

桜花賞5着馬。母系はグレースアドマイヤまで遡れるアドマイヤ血統(いや、ブリーダーじゃないからそうは言わないかもしれないが)。やや馬体が細いか。でも、母の母からはアドミラブル(青葉賞勝ち、ダービー3着)なんか出てる。この馬も複勝圏にいてもおかしくなさそう。

 

……と、時間切れでこんなところ。だいたいこのあたりの馬で決まるんじゃないかな。馬券の買い方どころか、本命も対抗もまだ霧の中。当日の馬場とか、馬の様子……パドックをポクポク歩いているだけで良し悪しはわからんが、ダノンザキッド(故障は残念)のようにえらい発汗とかは消し材料か……なんかもある。

ウマ娘ファン勢は……父と母父だけ眺めてみると……父ゴールドシップのユーバーレーベンあたりを買うと、レース的にもオッズ的にも楽しめるといったところか。

まあ、まだ金曜だ。おれが死ななければ土曜も来るし、日曜も来ることだろう。

以上。