2021年 大阪杯回顧

f:id:goldhead:20210404163137j:plain

大阪杯(G1) 結果・払戻 | 2021年4月4日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

「コントレイルは危ないな」。レースのしばらく前からそう思っていた。その理由は、放牧からかなりでかくなって帰ってきたという報道がいくつか見られたからだ。無論、四歳牡馬の春、成長分というものはある。

が、クラシック戦にめっぽう強いディープインパクト産駒がボリュームアップして……というのは、なにか不安な感じがするのだ。コントレイルはあまりにもクラシックに向きすぎていた馬だったのではないか。

そしておれが本命にしたのがグランアレグリアだった。スプリント、マイル、さらに2000mのG1を勝てば、歴史的快挙だろう。逆に言えばかなり難しいことではある。しかし、あのアーモンドアイをねじ伏せたでたらめな脚力。確たる逃げ馬のいないこのレース、先団に取り付いて、ヨーイドンでぶち抜けるのじゃないか。馬場の悪化も高松宮記念を思えば大丈夫だ、と。

馬券は、負けが込んでいるので一発逆転を狙って三連単。グランアレグリアを一着固定で、二列目にサリオス、コントレイル、レイパパレ、三列目に二列目の馬+モズベッロ、アーデントリー、クレッシェンドラヴ。正直、三列目の穴に願いを。あと、モズベッロが気になったので、サリオス、コントレイル、グランアレグリアへの馬連を買う。

……でさあ、なんでその抑えで、二列目に入れてるレイパパレ抜かすわけ? こんなのばっかりだ。ふざけるな。いや、ふざけているのはおれか。

グランアレグリアは前目、コントレイルは思っていたより後ろ。コントレイルの進出とともにグランアレグリアも上がる。内にサリオス、先頭にレイパパレ。最終コーナー、人気馬が前方を占める。で、川田将雅がレイパパレを馬場のいいところに導いて、泥をかぶらないまま綺麗な姿でゴールイン。強い。「たら、れば」を言えば、というか、みんな言ってるかもしれないが、秋華賞に出ることができれば、デアリングタクトに勝てた可能性はあるだろう。もっとも、そこで無理しないで遠回りしたからこそ、今日の大金星があったという可能性もある。それは運命の綾だ。血統も母父クロフネで、牝系も日本。そうか、オイスターチケットの娘のシェルズレイの娘か。

二着はモズベッロ。馬連おさえとけ……。三着にコントレイルが粘って、四着グランアレグリア、五着サリオス。なんというか、モズベッロも父ディープブリランテで、その父はディープインパクトだし、ディープインパクト

それにしても牝馬の強い時代よな。コントレイルはどうなるのか。今回は馬場に尽きるのか。それとも……。おれは「それとも」の方に傾いている。宝塚記念で人気を被るのであれば、それに逆らってみたいと思う。まあ、まだ気の早い話だ。

ところで、おれ、30レース近く連続して馬券を当てていない。馬券の買い方を模索しているというが、ここまで来ると「逆神」になったような気になる。神になったところで面白くもなんともないが。というか、馬券を買うことへの興味が薄れてきているのを感じていて、ひょっとしたらおれ「馬券はG1を買うくらいですね」になるかもしれない。それはそれで生活的には悪くないことなのだろうが……。