ネットではコントレイルの酷評をよく見るが、この成績で文句言われてたら馬もやってられないよな、不当評価だ、と思う。が、じゃあジャパンカップで1着固定の勝負がしたいかというと、そうでもない。そんな馬。 / “ジャパンカップ(G1) 出馬表 | 2021年11月28日 東京12R レ…” https://t.co/vUkVExUeZz
— 黄金頭 (@goldhead) 2021年11月25日
これがおれのコントレイルについての評価だった。
ジャパンカップはコントレイル本命。三着は外さないという意味での本命。なんとかしてくれ。
— 黄金頭 (@goldhead) 2021年11月28日
ということで、こんな感じになった。
ただ、-8kgという馬体重と、パドックでの様子を見て、「これは本気だな」と思った。おれはべつにパドックで馬を見る目はないけれど、最後の最後で安全策をとって控えてきた感じはないな、と思った。渾身の仕上げだろうと思った。
レース。逃げるかと思われていたキセキは最後方から。と、思ったらレース中盤からキセキ和田竜二が一気にレースを動かす。コントレイルは中段に構える。
直線、コントレイルは少し外に持ち出す。手応えは抜群。抜け出るオーソリティーをぶち抜き、今年のダービー馬シャフリヤールも抑え込んで見事な勝利。
鞍上、福永に涙。おれも涙。そんなに配当があったわけでもない。おれがそれほどコントレイルに思い入れがあったわけでもない。しかし、これは渾身の勝利だった。
ディープインパクト産駒は三歳クラシック、特にダービーに特化したような血統であるというのは確かだろう。ただ、なんとかコントレイルは古馬牡馬G1の最高峰の一つを取ってみせた。陣営が「適距離ではない」としていた菊花賞を勝ったように、年齢一つぶんがんばってみせた。
むしろ、まだまだやれそうだ。たぶん、やれるのだろう。ただ、ディープインパクト最良の後継種牡馬としての役割がある。それを決めて、ここで勝ち切ったことは大きい。福永、コントレイル、見事。
馬券的には一応本線だったが、それほど儲けたわけでもなく、スケベ心を持った馬券の方がありがたかった。コントレイル頭固定できなかったのは、やはりコントレイルに対するおれの疑いであって、その疑い分儲けられなかったということなのだろう。
さらば、コントレイル、さらば、飛行機雲。