平成最後の有馬記念を予想する

有馬記念(G1) 出馬表 | 2018/12/23 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

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裏本命はクリンチャー

裏本命ってなんやねん? というところだが、ひそかに穴馬から馬券を仕込んでおいて二度楽しい、という話なのである。あとにこの話を書くと、どうしても自分の中でもこっちが面白くなってしまうので、先に書く。クリンチャーだ。

かつてタップダンスシチー凱旋門賞17着から有馬記念で2着した。それと同じようなことはありえないか? 欧州遠征は大失敗に終わった。だが、それは欧州というガラパゴスに向いていなかっただけなのではないか。日本というガラパゴスにおいては、菊花賞2着、京都記念1着、阪神大賞典天皇賞(春)3着。非根幹距離で結果を出している。今回は内枠を引いた。1枠2番の有力な先行馬だ。それにしては人気がない。なので、馬連とワイドを買いたい。これは、「もうひとつの楽しみ」だ。

 

本命はキセキ

本命は、キセキ。ダービーは好きな馬から買え、有馬記念は好きな馬から買え……いったいどっちなんだか、だれが言ったのかわからぬが、そういう言葉がある。そして、今回おれにとって好きな馬というとキセキ、ということになる。この秋競馬はキセキとともにあった。

はじめは毎日王冠だった。「距離長めがいいはずの菊花賞馬がわざわざ毎日王冠へ?」。というところから、毎日王冠のワイドだったか三連複だかゲット。そして、「距離伸びてさらによくない?」というところから天皇賞(秋)ゲット。さらにはアーモンドアイ本命から2着固定のジャパンカップゲット。

そうだ、この秋はキセキとともにあった。キセキと川田将雅はやりにやってくれた。だったらもう、最後はキセキの勝利で終わってくれればそれでいい。それがいい。そういう思いである。

キセキにとって有馬記念で有利なところはなにか? 極端な追い込み脚質ではなくなったこと。先行できること。JCで絶対的な能力を見せたこと。馬場が渋っても問題ないこと。

キセキにとって有馬記念で不利なところはなにか? このところの傾向として、秋の王道路線4戦目は厳しいということ。前走の破格のタイムの反動があるかもしれないということ。この秋4戦目の輸送競馬ということ。外枠を引いてしまったということ。鞍上が外国人ジョッキーではないということ。そんなところ。

不利の方が多いような気はする。少なくとも、外枠というのはかなりわかりやすい不利だろう。だが、それがあったとしても、絶対能力に賭けようと思う。この秋の競馬、3着、3着、2着。東京適性あっての結果、と見ることもできるだろう。だが、一方で勝ち切れていないのである。逆に、東京適性、根幹距離適性がなくてこの結果、とは言えないだろうか。むしろ、中山のここに来て、さらにベストパフォーマンスを見せる。そこに期待したい。おれの◎はキセキだ。

相手はどうしようか? やはりなんといってもレイデオロは外せないだろう。キングカメハメハの中山2500がよくない? いや、絶対能力と自身の適性でどうにかするだろう。印という形であれば○になる。以下、ミッキースワロー、ミッキーロケット、モズカッチャン、ブラストワンピース、クリンチャーあたりでいきたい。いくというのは三連系の話であって、馬連ではもうちょと手を広げる。それこそ、オジュウチョウサンまで買うことになるだろう。

そうだ、オジュウチョウサン。今年の有馬記念を盛り上げてくれた一頭。「ちょっと、あの、オジサン? 障害を飛んでた馬? あれを買っておいてくれんかね?」と頼まれた競馬ファンも少なくあるまい。そのおかげでキセキの単勝が上がるならありがたい話。……というか、前日の単勝オッズ見てわりと驚いているのだけれど。そりゃあ、相性のいいステイゴールド産駒で母父シンボリクリスエスも文句なし、鞍上は武豊で1枠1番……。といっても、しかし。しかしなあ。ねえ? オジュウチョウサンとパフォーマプロミスとリッジマンの単勝どれかをくれてやろうとなったら、ねえ、みたいな。

なんか邪念が入った。邪念、よくない。ともかく、おれはキセキから買う。ことの秋競馬はキセキとともにあった。最後にキセキが勝つ。奇跡ではない、順当な結果として。2着に来るのはレイデオロの確率が高いが、配当を求めて手広く行く。あるいは、三連単マルチなどというほとんど買ったことのない買い方をするかもしれない。いずれにせよ、本命はキセキ。これに賭ける。以上。

 

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