2019年・第60回宝塚記念を予想するのこと

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いやね、あのね、先週の日曜日の終わりのおれならばね、「ここ三週間競馬で負けなし、このついているおれにのれ!」と言えるところだったんだけれどね、今日ね、土曜日ね、あまりにもひどい負け方をしたので、「この馬券敗者、人生の負け犬の予想に乗らないほうがいいですよ」という意味で、宝塚記念の予想書きますね。書かれた関係者は不幸ですよ、悪いね。

本命はエタリオウ。宝塚記念は初G1がここという馬が多いレース。すなわち、根幹距離で行われるビッグレースで強い馬が取りこぼすレース。で、今回、ここが初G1になりそうな馬といえば、このエタリオウではないか。ダービー4着は、不向きなところを頑張った、能力の高さと思おう。前走の天皇賞(春)は距離が長すぎた。狙うならここだろう。さらにいえば、この馬のキャラを知った上でいうが「頭」で狙うならここだろう、そう思う。問題は鞍上の横山典弘。ポツンとかやりかねない。はっきり言って、おれは横山典弘が嫌いである。が、今、先週までの騎手別回収率を見てみたら103%だった。悪くないだろう。悪くないといえば、このレースとステイゴールド産駒の相性。もう、後方一気だろうが、捲りだろうが、先行抜け出しだろうが、逃げだろうが、なんとかしてくれ、というところだ。状態もあまりよくないが、かえってこの馬はあまりよくない方がいいのではないか、という厩舎コメントも信じてみたい。癖馬というのはそういうものだ。

対抗的な馬となれば、リスグラシューといきたい。同じ2200mのエリ女勝ち馬。大外枠からじっくり構えて、直線ズドン。鞍上はレーン。ありそうじゃないか。ひょっとしたら、当日本命をこっちに変える可能性もある。

あとはキセキか。おれは昨秋、毎日王冠からキセキを買いつづけた。勝ち星はなかった。だが、この馬の強さは認識した。が、おそらくこの馬に向くのは東京競馬場のような大箱。そこでのびのびと逃げたりすれば強い。だが、今回は求められる能力が違うレースである可能性もある。心情としては本命を打ちたいが、人気もするだろうし、ちょっと待てよ、というところ。

あとは、レイデオロは押さえなきゃいかんだろうし、アルアインも同様。穴となるとスティッフェリオとクリンチャー、この二頭をどうにか絡めたいところ。

ま、そんなところで、本当に自信がない。エタリオウ本命にすればリスグラシューが来そうだし、逆にすれば逆、それどころか、ぜんぜん違う馬が普通に勝つ、そんな気さえする。あまりにも競馬は当たらない。この世に地獄が降ってきて、われわれを不幸にする趣味、それが競馬だ。G1のファンファーレを聴いて、一緒に地獄に墜ちようじゃないか。

 

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