2019年 第64回有馬記念を予想するのこと

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いよいよ有馬記念の前夜になってしまった。気持ちが高ぶって日刊ゲンダイまで買ってしまった。日刊ゲンダイは「止り木ブルース」ばかりでなく、全体的に「言葉で読ませる予想」だな、と思った。悪くない。悪くないが、東スポに慣れてしまっているのだけれど。というか、虎石をエースに育ててくれよ、東スポさん。そうじゃなきゃ有馬の一面を任せることもねえだろう。なんたって有馬だぜ。

……というくらい有馬記念に思い入れがあるかというと、「ある」と言いたい。もちろん、今年のメンバーを見て言うことである。もしも今年のジャパンカップに「ジャパンカップに思い入れがあるのか?」と言われれば、「……ある、……ような気がする」といったところだろう。そんなところは、まあ成り行きよ。

成り行きのすげえメンバーになった今年の有馬記念。前夜の時点での予想を書いておく。水曜日あたりの考えはもう書いた。

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要するにおれは全日本2歳優駿を勝ち、阪神カップ馬連と三連複万馬券を当てたということである。阪神カップの本命はフィアーノロマーノであった。メイショウショウブがよく三着に残ってくれた。引退レースまで闘志が衰えなかったレッツゴードンキはすばらしく、恐ろしかった。で、その軍資金をもとに、今年の収支をプラスに持っていきたいと思うものである。かなり無茶な挑戦だといえる。となると、ちょっと無理をしなきゃいけないんじゃないかと思う。

そう思うおれの心は揺れている。アーモンドアイは天皇賞(秋)からの臨戦もよければ、状態面で不安を伝えるメディアの報道もない。問題は、「初めての中山」、「2500mという距離」の二つくらいじゃないかという感じだ。おれの印象を言えば、これはアーモンドアイに問題はないな、とういところだ。あんまり言いたくはないが、生産者、馬主的に「アーモンドアイ包囲網」というものが出現するとも思えない。フェアなレースだ。

となると、順調なアーモンドアイに勝てる馬がいるかどうかということになる。おれは、一頭だけ、その可能性があるんじゃないかという馬にいきついた。おもしろくもなんともないが、リスグラシュー、これである。いくつかの報道を見ても、「これで引退するのがもったいない」というところで一致しているようだ。晩成のハーツクライ産駒、がっちり強くなって、前走でも無茶苦茶なトリッキーコースを大外ぶん回して勝って、ここが完成形、という印象。

一着、二着はこの二頭の牝馬でいいのではないか。

以下、「ディープインパクト向きでは?」というところから注目していたフィエールマン。これ、競馬ラボの動画コンテンツで、大スポの松浪が凱旋門賞時に相当に調子を落としていて、現地の日本人記者はみなそう思ったくらいで、これが2ヶ月で戻ってくるとは思えない、みたいなことを、酔っ払いながら言っていた。ここで重要なのはなにか。「酔っ払いながら」だ。ここに人間の本音が出る。競馬メディアというもの、関係者に取材する立場であるほど、忖度のようなものが働く。厩舎―馬主関係に問題を起こしてはならない。が、酔っ払って言うことは、ちょっとタガが外れている。そこが重要だ。フィエールマンはちょっと軽視だ。

で、ほかのディープインパクト産駒となるとワールドプレミアとアルアインとなる。アルアインが来たらすごいことになる。が、やはり枠が外すぎる。これは馬連、ワイドあたりでポツンと押さえることでいいだろう。ひょっとしたら馬場が渋る。少しパワーがいる。スタミナがいる。いろいろのタカモト派見解も後押しする(馬名、勝負服、母親の名前)、菊花賞馬ワールドプレミア、これは残したい

と、ここで、おれの予想は一段落する。アーモンドアイ、リスグラシュー、ワールドプレミア。この三頭の三連単ボックスは買おう。それは決まった。

が、それだけでは終わらない。まだ厄介な馬がいる。サートゥルナーリア。こいつ、やばいだろ。負けたのは府中、今回は中山。調教のパターンも勝ちパターン。精神状態がクリアならば、こいつは勝ち負けになる。絶対能力はあるはずだ。そこが怖い。

同じく三歳馬のヴェロックス。枠が面白くないが、二着、三着に突っ込んでくることはあるのではないか。

で、さらに一頭考えなければいけないところがある。それは、ジャパンカップ経由組だ。過去十年、ジャパンカップ経由組が三着に入らなかったことは「ない」のである。なに、今年のジャパンカップは外国馬がいないどころか、メンバーも低調だったぜ、ということで無視することもできるだろう。が、さすがに十年連続(その前は知らん)だぜ。しかし、そうなると、何を選ぶ? 勝ったスワーヴリチャードは枠順もいい。そして、隣のエタリオウ。レイデオロは状態的に、シュヴァルグランは枠順的に消してもいいのではないか。

整理しよう。団子で表現するとこうなる。

◎アーモンドアイ

リスグラシュー

▲ワールドプレミア

注サートゥルナーリア

△ヴェロックス

△スワーヴリチャード

……われながら言うけれども、なんとも面白みのない印だ。とはいえ、単勝一番人気はアーモンドアイがダントツだろうけれど、二着三着は割れている。その割れ目にずっぽしぶち込んでこそだろうし、あるいはおれはリスグラシュー頭の馬券も買うつもりである。そこに一縷の望みはありはしないか。……あるのか? おれが今年回収率100%超えるためには、あと●●万くらい勝たねばならんのだ。一日で、一レースで、それだけ回収を? そんな経験はない。で、このままトントンで行ったら75%、みごとにテラ銭通りということになる。それはつまらん。つまらんから、おれの本線は●●万円を目指す。そういう買い方をする。なに、ホープフルステークス? そんなのは知らん。今のところは知らん。そういうことだ。勝つぞ、有馬記念

 

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ところで、これ買った。阪神カップでメイショウショウブを拾えたのは父Pサンデーで母父欧州型がよいとあったから。亀マジサンクス。