相鉄ジョイナスの地下、タイのフジヤマ

 桜木町のみなとみらいの方から歩いて横浜駅の方まで行った。ジャックモールあたりまでなら歩いていくことはしばしばだが、横浜駅方面までは初めてだ。とはいっても、相当な距離歩くわけでもなく、常識的な行程だ。途中、映画施設や結婚式場などがあったが、まだまだ野っ原のままのここらあたり、急にみなとみらい線新高島駅があったりしたが、そこまで来ると横浜は目と鼻の先。東京方面からわざわざこの駅目指す人は今のところ少ないだろうが、今後の開発次第か。
 途中店などを覗きながら横浜に着いた頃には丁度昼時。飯にしようと横浜駅地下をうろうろしてみるが、やはりこの時間は混んでいる。行き着いた先が相鉄ジョイナスの地下のタイ料理屋「沌」(http://www.bld-group.com/thong/ ←トップページのぱたぱたやってる鳥(?)がかわいい)であった。自分らの場合、こういう場所ではエスニック料理屋に行くことが多いのは、他の店に比べて空いていることが多いからだ。子ども連れや中高年は、辛そうなのを避ける傾向にあるからだろう。
 さて、俺が注文したのはタイ風八宝菜にごはん大盛り。タイの流儀か何か知らないが、一品料理にご飯を盛ることができるという仕組み。そして、出てきたごはんにたまげた。富士山もかくやという大盛りっぷりだ。俺は小柄な方で早食いであるけれど大食ではない。けれど、一般的な大盛りや特盛りには対応できる自信はある。それでも、一瞬このタイ米の大盛りっぷりを見てたじろいだ。「大盛りだなぁ」と思える大盛りは珍しいように思う。もっとも、平たい皿の上に聳立しているからそう見えるのであって、どんぶり一杯くらいだろうか。……と思ったがなかなかの量であった。それでも、八宝菜自体がほどよく辛くて美味しく、俺は根っからのサラサラごはん好きなので、ちょっと苦しかったがちゃんと食べきった。満足、満足。
 そうか、タイ米か、タイ米だった。そこらのスーパーや桜木町のトポスにも売っていない。いっそのこと、通販でタイ米をゲットしようか。お米の国の、それも北海道に産まれた俺だけれど、ここらへんの南方志向はよくわからない。