ヴェルメイユ/メルヴェイユ

http://www.netkeiba.com/news/news.html?param[no]=17195

メルヴェイユーズ(牝2、栗東加藤敬二厩舎)
エルコンドルパサー、母ノースフライト(その父トニービン)。
母は94年安田記念マイルCS(GI)など重賞6勝。

 俺は「メルヴェイユ」と「ヴェルメイユ」の区別が付かなくて、日々の生活に大きな支障があった。ここで一つ整理しておこう。
 まず、この牝馬の名前の「メルヴェイユ」。「ーズ」はあれだ、たぶん女性形だろう。で、フランス語のmerveilleは英語にすればwonder的な感じの意味らしい。また、「メルヴェイユーズ」で次のような限定的な意味があるようだ。
http://www.tahb.ac.jp/special/dic/dic_main_me.html

「素敵な、驚くべき」という意味の形容詞であるが、モード用語ではディレクトワール時代のおしゃれな女性たちのこと。ハイ・ウェストの透き通ったギリシャ風の服を着て、髪はギリシャ・ローマ調でカツラが流行した。同時代のダンディたち「アンクロワイヤール」の女性版。

 ディレクトワール時代とは……と調べ始めると面倒なのでここまで。ちなみにwonderをドイツ語に持っていくとヴンダーで、こちらもそういう馬がいる。
 次はヴェルメイユ。ヴェルメイユ賞のVermeille。こちらは英語にするとvermilion。ああ、なんだヴァーミリアンか。兄のサカラートも赤色由来のスカーレット一族だったな。そうか、赤かったか。
 というわけで、これで明日の朝も安心になった。が、ちょっと言いたいことがある。せっかくのフライトとパサーの子なのだから、もうちょっと飛翔感のある名前にならんかったのか、と。じゃあ代案考えろ、と言われると難しいのだけれど。
 話は飛ぶが、昨日だったか一昨日だったか、ゴールドアリュールの下にあたるニルヴァーナが勝った。俺は最近仏教づいているが、「ニルヴァーナ」と聞いて思い浮かべるのは「hello, hello, hello, how low?」の方なのである。俺はhelloやhow lowよりHaloを選びたい。