流れよ我が涙、とボウチャンは言った

goldhead2006-03-09

http://www.sanspo.com/fight/top/f200603/f2006030901.html

相手陣営はさかんに「ローブロー」を訴えたが、レフェリーは正統のパンチと判断。深いダメージとともに、それ以上に闘争心を完全に奪いとった会心の一撃だった。

◆正誤表:×「正統のパンチ」→○「正当のパンチ」
◆昨夜は早く帰って亀田興毅の試合を見てしまった。否、亀田の試合を見るために早く帰った。ある意味、実に期待を裏切らない試合だった。
◆「こうきー」って女の声援がよく通っていた。「貴乃花、日本一」女を思いだした。
◆ボクシングの試合のリングサイドのお客さまは非常に独特の雰囲気を放たれていらっしゃる。星野仙一など出る幕もない。これがPRIDEやK-1には釀し出せない歴史の重みというものなのか。
◆メキシコ国歌は長かった。
◆亀田長男の体つきは見栄えがして好きだ。ボウチャンの顔の濃さは誰かを思わせるが、誰なのかわからなかった。あと、トランクスが横にずれてるのが気になった(伏線?)。
◆挑発。過去にああいう挑発をした瞬間に殴られて負けた選手などは居るのだろうか。試合前のにらみ合いで相手にキスして殴られた選手は居たが。
◆K.O.。テンカウントも無しに試合が終わってよくわからなかった。正直、金的かどうかその瞬間にはわからなかったが、レフェリーが確かめもしないのは奇異に思った。
◆試合後の亀田父のアクションは不愉快だった。いずれこの父親が何らかのネックになってくるのではないか。やがて来る決別のとき。ボクシングマシーンとして生きてきた亀田興毅が知る愛、そして本当の強さ。そこに送り込まれる最強の刺客は、同じ闘争の遺伝子を持つ二人の兄弟、亀田大毅亀田和毅……長編格闘ロマン全二十三巻!!
◆さっそく今朝の朝ズバ!!に登場。その後、特ダネ!にもコメントを寄せていたのだからさすがの人気者だ。ただ、そこでローブローを指摘した小倉智昭はいい。みんな小倉さんをなぜか「オヅラ」などと言って馬鹿にする(id:goldhead:20050112#p4←俺もか)が、スポーツに関しての見識はある人だと思う。意見の中身について賛同できないケースも少なくないが、この点については正当に評価されるべきだ。
◆なんだかんだいって、かなり楽しい。究極の燃料投下をかましてくれたという感じ。それに、最後に至るまでの試合も集中して見られた。正直、世界タイトル戦を見ても、退屈になることがある。それは、この試合のレベルなのか、亀田のファイトスタイルなのか、あるいは別の何かなのかわからないが。というわけで、これからも亀田、亀田、亀田でかまわないので、俺の楽しみを増やしてくれ。
◆高視聴率のようだ(http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060309&a=20060309-00000001-spnavi-spo)。格闘技ブームなどと言われる昨今だが、やはりボクシングの築いてきた地位は高い。だいたい、PやKでは最大限配慮されてもその局のスポーツコーナーで伝えられるかどうかだろう。その点、やはり相撲やボクシングは格が違う。果たしてこの亀田ブーム、昔からのボクシングファンはどう受け止めているのか。正直、知った話じゃないけれど。