銘菓 鶏卵素麺

goldhead2006-11-17

http://isaohase.web.infoseek.co.jp/new_page_2600.htm

この菓子は形がそうめんに似ていますので、間には湯などをかけられる御方もあるように聞及んで居りますが、決して湯水をかけられずにこのまま適当な寸法に切って御召し上がり下さいませ
元祖 松屋

 職場のおみやげで今日はじめて目にし、そして食べた福岡松屋の鶏卵素麺、これはインパクトのあるお菓子だった。さすが日本三大銘菓に数えられたり、数えられなかったりするだけある。口にした瞬間から、舌にじんわりと心地よい甘味が広がり、卵黄そのものの香りが抜けてくる。実にシンプルで、飽きない味。さすが南蛮渡来の菓子として十七世紀には存在していただけある。コーヒーとも合ったし、お茶とも合うだろう。うーん、たまらん。いつか通販で買ってやろうか。
 それとも、自作するか。というのも、材料も作り方も簡単なもののようで、検索すりゃレシピも出てくる(http://kodawari.lin.go.jp/ryori/karada/ee5026.htm)。うーん、卵黄、砂糖、水。ただ、焦がさないようにやったりするのは難しそうだ。しかし、やってみたくはある。もちろん、卵や砂糖の質など、再現するというわけにはいかないが、いつかチャレンジしてやろうか。
 それはそうと、同封の栞と、上に貼った注意書きがなんとも好もしい。栞の方ではカットされているが「間には」はどういう意味だったのだろう。コピーも二まわり、三まわりすると、古さが転じて味わいになる。この伝統も守っていってほしいもの。しかし、湯かけたらどうなるのかね。こちらもいつか試して……みることはないな。