台風のあとの鳥たち


 たいした台風にたまらず逃げ隠れしていた鳥たち。無事やり過ごせた不幸でない奴らが、ふらりふらりといつもの電線に集まった。顔つきあわせて語るでもなく、語ることがつきるでもなく、つれない態度のつれあいたちと、黙って前見てつるんでいる。一羽飛んできて、一羽去り、いったいいつまで繰り返すのか。おれはといえば、エロサイトのバナーに一時間クンニできるかと問われて、問われるまでもなくできるに決まってるだろと即答する今日の朝です。