求む普通の二番打者

 あるスポーツ集団のチームカラーに対する先入観・思い込みというものがあって、いつまでも昔のイメージを引きずってる人を見ることも少なくない。他チームのファンやアナウンサー、解説者などが、自分のひいきチームについてそんなとんちんかんさを披露したりすると、ちょっとイラっとすることもある。が、しかし、たとえば自ら応援するチームだからこそ、過去の栄光とそれに対する愛情から、今現在のチームの実情についてピントがぼけてしまったり、完全に見落としたりしているというようなこともあると思う。

出てコイ不動の2番 「つなぎ役」今季3人結果出ず

http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cw200804180176.html

 いや、なんかわかんねーけど、俺、カープって二番バッターみてえなの溢れてると思いこんでたわ。なんでだろうね。山崎は? 山崎隆造でいいじゃん、みたいな。そういえば前田智徳だの、石原慶幸だのが二番打者になったなんてのは、欠乏しとるからやん。まあ、彼らについての目的は「つなぎ」ではなく、また、二番に「つなぎ」を求めないのも選択肢としてはありと思うが、しかし、やっぱり場当たり的なのよね。シーズン開始前に期待していた天谷―赤松コンビにしたって、どっちもトップバッターちゅう感じもするか……。東出、東出は? 「長い目で見れば、彼は2番としてベストではない」のか。こうなると何だ、それこそ場当たり的ビッグボール風味で、また出塁率と選球眼能力だけで並べちゃえ、とか思い浮かびはするけど、そうもいかないだろう。
 しっかし、天谷が活きてきて、天谷を活かせない……、まさかこんなことになるとは、想像できなかった。二番、どうする二番。キムタクはどこ? そうだ、たとえばもう、二番は無いことにして、二番からクリーンナップ、いや、それはなにかちょっと間違っているような気もするし、いやはや。
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