JRAは21日、昨年の有馬記念(GI)で最低人気ながら2着に入り、波乱を演出したアドマイヤモナーク(牡8、栗東・松田博資厩舎)に、右第1指節種子骨骨折(競走能力喪失)が判明したと発表した。
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=33979&category=A
アドマイヤというのは、それほど華々しい冠名ではないと、俺は感じる。アドマイヤグルーヴや、アドマイヤベガ、アドマイヤムーンが本質ではないのだぜ、と思う。どっかしら地味だ。もっさりしている。
おそらく、アドマイヤの冠の礎を築いたアドマイヤボサツの光が届いているのだと思う。地味な光だ。地味な光はアドマイヤラピスを照らし、アドマイヤフジを照らした。そして、アドマイヤモナークもその一頭だったと思う。地味によく光った。そのあたりがいい。良血といえば良血だが、「ドリームウェル?」というあたりもなんともいえない。ダートでブイブイ言わせたアドマイヤドンの「でも父はティンバーカントリー?」という感じに通じる。モナークはアドマイヤらしいアドマイヤだった。俺は俺のアドマイヤの馬観から、そういうふうに思う。今後はアドマイヤフジに引き継がれていくのだと思う。
さて、そのモナークが最後に世間に一発かました昨年の有馬記念をふり返ろう、そのときの調教師のコメントをふり返ろう。
曰わく「種牡馬になりたいと馬が思えば、勝手に頑張ってくれるだろうから(笑い)」と。
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20081228#p3
モナークの今後、まだ不明。おそらく、乗馬の線が濃い。が、「ここは一つなんとかなりませんか?」 種牡馬の世界も楽じゃない。そんなことは知ってる。だけれども、あえて俺はそう言いたい。馬を擬人化するな、という意見には耳を貸さない。
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