青葉賞は好きなレースです

 競馬でどこの競馬場のどのコースが一番好きかと問われれば、府中の2400m戦をおいて他にない。じゃあ、やっぱり日本ダービーか? となると、ダービーはダービーでレースの意味合いの強度が強すぎて府中の2400m感を満喫できない。そこで青葉賞テレビ東京が一年で一番盛り上がるこのレース(JCDかもしれないが)、非常に好もしいところだ。そしてこのレースに勝った馬は好もしい。今年の俺の牡馬クラシックのテーマというかなんというか、シンボリクリスエス青葉賞あたりから何頭ダービーに送り込めるのか? という点でも注目。
 が、本命はマゼラン。これは自身あったんだけどな。ファビラスボーイとアドマイヤコマンドに比べて、やけに落ち着いてるのも好感したんだが。したんだが、やっぱり大型馬の休み明け、そうそう走ってくれないものか。直線前がどん詰まったようにも見えたけど、それにしたって負けすぎだ。一方でアドマイヤコマンドは舌ベロンベロンさせながら勝利。上位三頭とも縦目食らっても、マゼランがいなきゃしょうがない。
 それでともかく、モンテクリスエスがダービーに乗ってきたわけだけど、さあもっさりした感じでどうだろうか。使いすぎの感もあるけれど、丈夫そうではある。人気は無さそうだが、「これだ!」という感じでもない。とはいえ、皐月賞も「これだ!」というレースではなかったのだから、まだまだよくわからない。
 あとは京都のメーンで評判高いヒカルオオゾラが勝った。二着に人気薄のサンダルフォン、三着にヘイローフジ。ヘイローフジはおさえていたのに……。
 それにしても「ヒカルオオゾラ」はいい馬名だ。見るたびに脳内で次の歌が再生される。
 「光る大空〜 気流だ〜 雲だ〜 上がるぞ、駆けるぞ 真っ先かけて〜 御国に捧ぐる雄々しき命、無敵の翼よー光と競えー、航空日本 空ゆく我ら〜」
 ……という軍歌である。何の曲かと言えば……。

 もう、大間違いもいいところじゃあないか。ぜんぜん検索に引っかからないわけだ(一瞬、脳内自作軍歌かと思ったぜ)。タイトルの時点で大間違いだ。光ってない、燃えているんだ。しかも、歌詞も無茶苦茶だ、一番と二番が入り乱れてる。というか、世間的にはエイトマンを思い浮かべるのが正しいようだった。