葉たまねぎ食う

葉たまねぎは、玉ねぎの玉が大きくなる前に収穫した、柔らかい葉ごと食べていただける白子町と長生村特産の春野菜です。1〜3月の期間限定で出荷されていきます。
 カロチンとカリウムを豊富に含んだ「ながいき葉玉」、お店で見かけたら料理をちょっと工夫して春の香りを味わってみてください。

http://www.pref.chiba.lg.jp/apcenter/chousei/fukyu/sanbutu/hatama.html

 いつものスーパーで葉たまねぎ売っていたので、葉たまねぎを購入。まさにこれだ。用途はお好み焼き。
 ……この冬はだいたい鍋→鍋→お好み焼き→お好み焼き→お好み焼き→お好み焼き→お好み焼き→鍋→鍋→お好み焼き→お好み焼き→……という感じの食生活であった。鍋は鍋(のような何か)のみで、主食はなし。ここ半年近く、米を炊いていない。晩飯の自炊率は九割を超えていると思うが、まあ別に米を食わなくても生きてはいける。
 さて、葉たまねぎ。これ、やっぱり緑の葉の部分が主役だろうか。一本でも相当なボリュームがあって、二本使えば一回のお好み焼きに十分な量(キャベツの助けを借りなくてもよい)。味の方も、長ネギとは違い、また玉ネギとも違い、なかなか面白い。食感も、緑の部分は深谷ネギみてえでいい。
 しかしなんだ、俺はあんまりこういう野菜を食べたことがなかった。母は冒険しないタイプだったからだ。独り暮らしして、好きなだけキンカンやら、ヤーコンやらハスイモやら買って楽しんでいる。
 ……というような話をしていたら、「自分一人で何か食べるなら好きな物を買えるが、家族に食べさせる立場にある人間はなかなか冒険できない」というように諭されたっけ、こないだ。なるほど、じっさい冒険主義に陥って家族をげんなりさせるのは、四コマまんがのお母さんばかり、というような気がしないでもない。家庭を持つと、人間守りに入るものかもしらん。まあ、俺は一生独り身の冒険主義に徹するよ、否応なく。