あたらしい世代、斎藤佑樹、三浦皇成、石川遼、あるいは、渡辺明、錦織圭など

 このところ、このあたりを並べてみたくなる。どうだろうか。俺の中には、イチロー中田英寿羽生善治武豊あたりが並んでいて、その次という感じだ。
 正直いって、それぞれの年齢を調べてみたわけじゃないから、ひょっとしたらすごいバラバラかもしれない。でも、それぞれの分野の新星であって、それぞれの分野に興味のない人でも、マスコミやネットを通じて存在を知っているんじゃないのか、というようなあたり。いや、三浦皇成渡辺明はどうだろうか。
 あと、松坂大輔はどうなってんの? 松坂世代。松坂はビッグじゃん。うーん。それにもちろん、ほかの分野にもそれぞれのビッグスターがいるのだろうけれど。
 というわけで、これはまったく俺の中の棚を写してみせただけで、なんか世代論とか、名プレイヤー周期説とか、そういうものになりようもないんだけれども。ただ、なんか今、イチローや羽生や武兄が若々しくもベテランの域に入り、大山康晴はもとより、中原誠米長邦雄が遠くなりつつあり、岡部幸雄柴田政人の時代は過ぎ去り、その次の次となったとき、なんか新しいのが出てきた、そんな印象。俺は、石川遼などを見ていると、そんな思いにとらわれる。あと、スポーツニュースで巨人の高橋尚成が、当たり前のように「ベテランの高橋尚成」と形容されていたのが、なぜだかわからんがえらくショックだった。
 で、あたらしい、あたらしい世代の人たち。型破りとか破綻しているとか、そういうところがない。みんなスマートだ。インテリジェントだ。まあ、それは前の新世代軍にもいえるか。クールだな。優等生かな。でも、くそったれ肝っ玉があるというか、くそ度胸というか、強気の塊というか、そういう強さに裏打ちされているようにも見える。マスコミがいくら持ち上げようと、何しようと、動じない、むしろそれを楽しんですらいるような。……どうだろうか。もう、すごいな、としか思えない。どこまで行くんだ? というような。
 というか、こんな思いにとらわれるあたり、やはりもう自分も老境にさしかかったということだろうか。なんかもう、孫を見るよう。うん、わるくない。若い人たち、好きなだけやってください。それじゃあ。