「ここんところ朝がすげえ眠くてどうしようもない感じなんスよ。それで、夜、早く寝ようと思って、マイスリー飲むけど、マイスリーがどうも効かんのですよ。量を増やしていただくか、なにか別のあれば……」
おれがそういうと医者は薬一覧表みたいなのを持ち出す。
「じゃあ、アモバンってのがあってね、お年寄りにもよく使われるやつで、こっちにしてみましょうか」
「じゃあ、それで」
「ただ、これ、苦いですよ。苦いの大丈夫?」
「いや、べつに大丈夫です、苦いのくらい」
……あれ、顆粒かなんかなんか? まあいいや。
ということで、どうも効かんマイスリー(レキソタンとかのベンゾジアゼピン系と重なると効果が薄まることがあると言われた。ただ、レキソタンの量は最近減らしてるが……)から、アモバン(一般名ゾピクロン)へ。
【悲報】アモバン【マジで苦い】
で、渡された薬は錠剤で、錠剤が苦いってどういうことよ? みたいに思って飲んだんだ。したら、なんか苦いんだよ、口の中が。どういう機序か知らないが、けっこう多めの水で飲みくだしてしばらくして、いざ寝るぞっていう段階でSAS用のスリープスプリント装着しようが、ともかく、苦さが口の中に……。この、下の両奥あたりからじわじわと。それで、おかしいのが朝になって起きてみても苦さが残ってて、ミューズリーの味もなんか変。吸いこむ空気まで苦い。なんというのだろうか、ネットではグループフルーツの食後感みたいな表現も見かけたが……。水分なしで大量に煙草を吸ったあと? 処方された顆粒の漢方薬を飲むのにいささか失敗して口の中に粒がいつまでも残ってるような感じ? 苦丁茶の葉をそのまま舐めてるみたいな(そんなことしたこたないけど)? まあ、苦いんだよ。
……おもしれ。いや、どういう機序かわからねえけど、超短期睡眠導入と引き換えに口の中が苦くなる。それも、それ自体の味って感じじゃなくて、苦さが分泌されるみたいな感じだぜ。どうなってんだ、まったく、人体ってやつは。
しかしまあ、これが続くのかどうかしらんが、味覚というQOLを下げるのはたしかだ。ただ、優先順位でいえば、SASで双極性障害疑いありのおれにとっては、睡眠時間および睡眠の質の方がはるかに重要であって、眠りに入ろうとして入ること、入れることは必須といっていい。
とか書いてて思ったけど、おれのQOL、ライフのクオリティがちょっと上がったところでどうなるんだよ。収入が増えたりすんのか? しねえよ。意味あんのかな。ねえよな。そういうのは、もっと目標があったり、やんなきゃいけないことがある人間のためのもんだろうに。おれなんかは所詮、自分を被験者とした薬物体験楽しいです、くらいの話か、まったく。
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