平成25年度富士総合火力演習(予行)行きのチケットがひょんなことから手に入った。(予行)とはいえ、だいたい本番と構成は同じだし、入手困難なものらしい。行くしかないだろう、ということで行ってきた。
ということで、あとはこのエントリー、安い300mmにデジタルズーム使った写真がひたすら並ぶことになる。と、その前に、初めて総火演(予行)に行った経験から、初めて行く人へのアドバイスなど生意気にもメモしておく。
- 早めに行ったほうがいい(けど運次第)
- 現地到着(駐車場券あり)7時で、これは本来遅めらしいが(予行)ということもあってわりと早め。駐車場からシャトルバスで現地についてみたら、まだD・Eスタンドが空いており、誘導に従ったら上から三段目の高さの席になった。早めに来た人は、スタンド席に行くか、シート席の最前列狙いのいずれかなので、ともかく早めがいいんじゃないのだろうか。個人的な想像だと、シート席後方とかだとあんまり見えないかもしれない。あと、早めに行くと予行の予行を行っていたり、地ならしをしていたり、いろいろ見られるので飽きることはないというか、お得な気分。
- クッションはあったほうがいい
- 10時開始に来て2時間見て帰るならいいが、早めに来てずっと座りっぱなしだとケツが痛くなる。屋台でも売ってるし、なんか持ってったほうがいい。ちなみに自分は、持って行ったクッションが実力不足ということでケツが痛くなった。
- 写真は赤旗を狙う
- 戦車とかが赤旗を出してれば「今から撃ちまっせ」の合図。撃たんやつは緑旗。赤いやつに照準を定めて、場内の命令放送に合わせて連射!
- 寒風酷暑と雨、あらゆる想定をしたほうがいい
- 富士山登山するわけじゃあないが、やっぱり街とは違う。自分はまず暑さに革命的警戒心を抱き、水分や水を含ませて首筋を冷やすやつなどを持って行った。一方で、万が一の寒さと雨のためにレインコートをも持って行った(日傘禁止なので雨傘も禁止じゃないかと思う)。結果、だいたいの時間は少し涼しすぎるくらいの風が吹いていたが、途中から避けられぬ直射日光を食らって左側だけ焼けたりした。帰りには少し雨に降られた。ちなみに、屋台で迷彩柄のポンチョなど売っている(3,800円、だったかなぁ?)ので、現地調達もいいかもしれない。あと、すごい大量に散水車を入れて散水してたけど、やはり後半になったり、たくさんヘリが来たりすると砂がすごい飛んでくる。
- 早めに帰った方がいい(かもしれない)
- 主要装備品、要するに兵器が種類ごとに出てきて実演する「前段演習」、実践に模した「後段演習」の後、装備品展示というのがあって、演習場に並べられた各兵器を近くで見られる、写真を撮れるタイムがあるわけだが、それがわりと短く、終わりのアナウンスとともにシャトルバス場へ行ってみると凄まじい行列。一時間くらい並んだろうか。まあ、おれは近くで見る機会も少ないし、初めてだし、後悔はしちゃいないけど、「後段演習」で我が方の勝利確定の大花火(花火じゃねえか)とともに帰りの方へ行くのが正解というケースもあるだろう。
- 夜間
- 夜間のチケットもあったが見ないで帰った。昼間の部終了後、演習場付近で夜を待つことは許されてないようで、ともかく駐車場なら駐車場、バスで着た人は御殿場駅にいったん帰って待機しなければいけない。その間についてどう行動するか(近くに温泉とかあるらしいが)、計画を立てておいた方がいいかもしれない。
……と、こんなところだろか。あとは自衛隊の皆さんの指示に従ってりゃあ、と。と、これだけじゃなんなので、感想も。
- 客層について
- 正直、関係者系のチケットだったので客層が想像できなかったが、今回おれが行った(予行)の雰囲気というのは、花火大会に近いと感じた。まあ、カップルは少ないが、家族連れからすげえカメラ装備したおっさんから幅広し。しかし、子供というのの興味が持つのはせいぜい2時間(だっけ?)であって、本番の最高に盛り上がってるところで「まだ終わんないの?」みたいな声があちらこちらから。あと、すごいミリタリーマニアみたいな人はいたかもしれないけど目立たなかったかも。年季の入った老マニアみたいな方が目立ったか。いや、協力会とか父兄会とかの関係者かもしれない。あと、全身迷彩服の人が客に混じって座っていたりして、これは紛らわしいマニアだと思ったら本職のカメラ回す係の人だったりして、そのあたりはよくわからない。
- 戦車の砲撃音すげえ
- 今日の感想として一番なのはこれだ。203mm自走榴弾砲とかの砲撃音とかとは比べ物にならない。74式も90式も10式も。もう、なんというのだろうか、「ドッッッパァーーーン!!!」という感じで、構えたカメラを持ってられないくらいの衝撃が、スタンドの上段まで伝わってくる。耳を塞いだり、耳栓を用意するように注意アナウンスがあるだけある。ちなみに耳栓も屋台で売ってる。シート席最前列とかの人はマジで必要かもしれない。あと、小さな子供は「また撃つの?」みたいに不安がったりしていた。しかし、スラローム射撃とか、なんかもうすげえな。
- 戦車はわりと速い
- 『ガールズ&パンツァー』(会場で配られていた「防衛ホーム」紙号外に広告があった)のスピード感……では計り知れない(おれには)速さ。それに急停止。中の人は大丈夫なのか? と思わずにはいられない。ちなみに10式は音も静かなような気がした。そういや、展示で説明要員に執拗に「スカートはなんのためにあるのか?」を尋ねていた老マニア(というかOBとかの可能性もあるか)がいたが、「ご想像にお任せします」的なやりとりに終始してた。
- 空挺団すげえ
- わりと風が強い中、藍より青き大空にたちまち開く……四角いから花っぽくないな。まあいい、それが素人目に見て「流されるんじゃないのか?」とか思ったが、そんなことあるはずがない。見事に演習場に降りること降りること。その降下の最後の段階でスーッと垂直に来て、ストンといくわけよ。そもそも「パラシュート」で着陸する人というのを見たことがないわけだが、すげえなあっと。
- 74式戦車と87式対空自走砲が好き
- そりゃ90式はR34みたいな感じ(どういう感じだろうか?)で強そうだし、注目の的の10式とかそりゃかっこいいけど、昭和脳の恐怖か74式とかカブトムシみたいでかわいい。87式も後ろのぐるぐる回ってるのが特撮感あるし、砲のガンタンクっぽさもいい。あとは、自走する99式自走155mm榴弾砲がなんか変な感じだった。土木っぽいのでは、なんか腹の当たりで土を均すやつ。
……と、こんな感じだろか。ちなみに、自分はミリタリー好き度でだいたい男の子平均くらいかと思っていたけど、今日の実物拝見で50が55くらいになったかなぁと思ってる。ところで、おまえは自衛隊とか軍隊とかそういうものに対して政治的にどういう見方をしているの? とか言われると……保留。勉強不足。自衛隊というものの……。ただ、今日感じた隊員さんたちのホスピタリティのようなものに、感謝と感心を抱く一方で、おれと彼らの関係のようなものについてなにか思うところはあったとだけ言っておこう。
さて、あとは写真。だいたい時系列。量が多いので続きを読む、で。
→すごい技量を要するという「富士山」。予行の予行のときに見てしまった。
→この人たちはこのままぶら下げられてどこかへ行ってしまった。
→狙撃手の装備を会場に見せる役だが、走ってくるさまから「なまはげ!」と会場から声が。実際には別の狙撃手が500m狙撃実演してくれた。
→プガチョフ・コブラのような。
→火炎放射器みてえだな。
→戦車教導隊第1中隊のエンブレム、らしい。
→「これ、いつまで?」と尋ねるおっさんがいたが、現場の隊員にはわからんのじゃなかろうか。
→後ろの丸いのは内側からクルッと開いて銃眼になるらしい。
→ジオンの水陸両用のなにかっぽい。
ほな、こんなんでおれの2013年度の総火演(予行)おしまい。もう一度行きたいかといえば、まあそれほどでもという感じか。けど、一生に一度見ておいて損はないようにも思える。
>゜))彡>゜))彡>゜))彡
……まあ、好きなんだよな、基本。
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