iPhoneとわたしの数年間


8年前のこの日、iPhoneははじめて披露された « WIRED.jp

 

この記事を読んで、自分がどのようにしてiPhoneを使い始めたのかとか気になって、昔の日記を漁ってみた。


iPhoneを手に入れて数日経った感想です。 - 関内関外日記

正直言って、iPhone馬券を買うのはおすすめできない。今のところ。たぶん。ただ、情報収集面では活躍できると思う。たぶん。だけど、投票操作はやりにくい。厳しいものがある。どうしたものかというレベル。もしも、俺と同じように、家にパソコンが無かったりして、「馬券はほぼケータイから購入」という人がいたら、実機で試すのはむずかしいかもしれないが、よく検討すべきではないかと言いたい。将来的に、もっとJRAサイトを強化するとか、アプリを作るなどということになれば話はべつだろう。ただ、どうも、現時点では、俺にとって、つらい。馬券用端末に、もう一台普通ケータイがほしいくらいだ。それはさすがにやらんが。

いきなり「競馬環境」、すなわち馬券購入のしやすさの話から初めている。どれだけ大脳の破壊された競馬中毒だったのかよくわかる。このときのおれに言いたいのは、そのうち優秀な馬券投票アプリが出るから心配しなくていいですよ、ということだ。それと、競馬に突っ込む金も年々減る一方だから、と。

しかしなんだろう、「普通のケータイ」はそんなに馬券の投票がしやすかったのだろうか。今となっては、「普通のケータイ」のどんな画面でどんな方法で馬券を買っていたのか、ほんのすこしも思い出せない。ささいな話ではあるが、iPhoneに塗りつぶされた記憶の一端ではある。

 で、フリック。これが、なかなか直感的にはいかない。原理的にはポケベル打ちと同じはず(「1234567890」×「12345」/「あかさたなはまやらわ」×「あいうえお(段)」)なのだが、どうしても難しい。「き」を打ちたい場合、すぐに「か」には行けるのだが、次に四方向のいずれが「い」なのかなかなか覚えられない(答えは左)。まるで、なにかの脳力アップゲームでもやっているかのような気分。ついついちょっと長押して、表示されるのを待ってしまったり。これに先に書いたキーへのタッチミスが加算されて、ストレス多大。

これに関しては、当時の自分も書いているが「慣れ」の問題。おそらくポケベル打ちと同等か、それ以上の速さで普通文を打てるようになった。絵文字など使おうとするとややもたつくのだけれど。しかし、その前段でスタイラスペンを欲しがっているようだが、べつに今は気にならなくなった。というか、3GSの段階でクリアしていたと思うし、やはりそれも「慣れ」に過ぎなかった。

 とりあえず、Ecofonというのを入れてみた。こう、@で呼び掛けられてるのが一目でわかったりして、まあ便利か。ただ、上記入力問題から、ほとんどtwitter自体への興味というか意欲を失いかけているというのが実状。すごく書き込みの頻度が下がっている。ただ、それが問題かといえば、むしろメンヘル依存から脱しているともいえる。馬券もふくめ、そのあたりはヘルシーな展開かもしれない。

さて、Twitterについてこんなことを書いている。これが一番意外だった。もはやTwitter=iPhoneみたいな感覚だからだ。「普通のケータイ」から、おれはそんなにツイートしていたのだろうか。自らをメンヘル依存というくらいに。はたしてこれも馬券購入と同じく、どんな入力画面にどんなふうに打ち込んでいたか記憶の霞の向こう側である。要するに、iPhoneより前を想像すらできなくなっている。

というか、iPhoneに決める前のおれはなにを考えていたのか。

 


第四次次期主力携帯端末導入計画調査開始 - 関内関外日記

やはり馬券のことを気にしている。一方で、このころは自転車にも乗っていた(過去形)ので、マップなんかも考慮の対象にしていたようだ。しかし、W53H。……なかなかスマートでよさそうじゃないの(ゴテゴテのはおれの悪趣味です)。そうだな、あれだ、おれがiPhoneおよびスマートフォンに思うことの一つに、あんまり絵にならないな、というのがある。映画なんかの緊迫したシーンとかだと、やはり二つ折りのをパカっと開くほうが、なんか「感じ」が出るような気がする。すっかりiPhone脳のおれだけれど、これは今現在も思うこと。しばらくすりゃウェアラブルデバイスが通話の主流になって、端末を手に取ることに懐古趣味を抱くようになるのかもしれないが。

インターネットが見られる。俺は自宅にパソコンインターネットを持っていない。それはそれで、ネット廃人から俺を救ってくれているような気もするが、やはりなにか本など読んでいて、調べ物したいときなど不便を感じる。この点、iPhoneというのは、Safariとかいうのが入っていて、インターネットを見たりできるので、よいらしい。

しかしなんだろうね、ひょっとするとこれが一番大きいかもね。おれは読書にiPhone(とそこからつながるWikipediaなど)が欠かせないタイプの人間になってしまった。「よいらしい」のだったよ、君。

あと、自宅にインターネットがあるようになっても、ネット廃人っぽくなってない……とは思う。というのも、パソコン立ち上げるのが面倒くさいし、テレビにHDMIでモニタ代わりにしてるから、テレビとバッティングする。ま、その分iPhoneからネット見てるから、そのあたりはなんともいえないか。

と、まあこんな感じでおれはiPhoneより前のことをすっかり忘れていることに気づきましたとさ。ちなみに、いま使ってるのはまだ5sで、6については6のsが出たときにあらためて考えよう。

ちなみに、最初に買った3GSは最近会社でラジオとして使っている。古いラジカセ(!)に電波の入りにくい日とかあって、雑音に難儀していて思いついた。うちで使ってないスピーカー(壁の薄い安アパートでは大きな音出すのが怖くて使えなかった)と一緒に持ってって、Wi-Fi経由でradikoでFM流してんの。当たり前だけど音がきれい。たまにデジタルらしくスパッと途切れたりするけど。ラジオ業界も、なんか安価なradiko専用端末とか作ればいいのに……って、あんまり需要ないか。まあそんなところ。

 

 

 ……ところでおれは3GS、4S、5sと、すべてSwitchEasyのカバーを使ってきた。初代のは強化外骨格みたいなのが気に入って手に取ったもの。ジョブズがなんと言おうと、おれはiPhoneをよく落とす。そういう意味で、強そうなのがいいのだ。だから5sのなんてサイトから個人輸入した。とはいえ、なんかだんだん強さが弱まってきているようなので、もし6系統に変えることがあったら、なにかもっともっと強そうなのを探してみたいと思う。ジョブズがなんと言おうと。