『ナイト・スワローズ 空爆戦線:ユニット46』をみる

 wikipedia:第46親衛夜間爆撃航空連隊といえば……と、当たり前のように語り始めていいかわからないが、おれには一応の予備知識はあったので。

 まあ、そんなわけで、最低速度が遅すぎてルフトバッフェの戦闘機が撃ち落とせない複葉機のポリカールポフ Po-2でドイツに嫌がらせをした……いや、苦しめた女性航空戦闘隊の話である。実機が使われているともいう。
 で、なにやら両親が粛清の対象になり党から目をつけられているパイロットや、個人的な失策により整備兵に回されているエースや、地上偵察隊の男性との恋愛やら、いろいろの要素が入っている。入っているが、なにかどうも「こういうハリウッド的(?)マニュアルのシナリオです」という感じもして、いまいちガーンとくるところがなかった。まあ、ナチス・ドイツのマッド・サイエンティストと、そいつが開発した暗視ゴーグル付きエース・パイロットとか、なにやらそんなんもあったんだけれども。
 というわけで、わざわざなんかこう、実情というのはなんだけれども、そういうのを期待したところ、安っぽいドラマを見せられたという感じがしないでもなく、とはいえ、まあ素材の存在自体が興味深いといっていはなんだけれども、そういうところもあって、まあ、見たい人は見れば、というところである。おしまい。