なにかが変わっちまったのか? 『T2 トレインスポッティング』

 

 『トレインスポッティング』というのは割りとおれに大きな影響を与えた映画であって、「これ、いいぞ」と弟に貸し、サントラをくれてやるくらいであって、その弟がその後すぐにニートになって未だに職についていないなど、やはり大きな影響を与えうる映画であったといっていい。自分でグラスを放り投げておいて「この女にグラスを投げつけたのは誰だ!」とかいうシーンとか、ラストシーンなんかはもう最高であって、結局おれもろくなおっさんになれなかった。え、そうなの? 確かめてみるか。

the job △

the family ×

the fucking big television △

the washing machine ○

the car ×

the compact disc and electrical tin opener ?

good health ×

low cholesterol △

dental insurance ?

mor tgage ×

starter home ×

leisurewear ×

luggage ×

three-piece suite ×

DIY ×

game shows ?

junk food ○

children ×

walks in the park ○

nine to five ×

good at golf ×

washing the car ×

choice of sweaters ?

family Christmas ×

indexed pension ×

tax exemption ?

clearing the gutters, getting by, looking ahead, to the day you die ?

……という具合だ。

で、そういうことを調べるのに(英語がわからない)時間がかかってしまって、T2はどうだったのか、ということだ。なにせ、当時のメンバーだ。レントン、スパッド、シックボーイ、ベグビー。名前を書いてるだけでも嬉しくなるぜ。

でもな、そうだな、おとなになったのかな、違うな、なんだろうな、なんというのか、やっぱり一作目のインパクトはなかったな。これがもう、世代がぴったりだったりしたら、ぐっとくるところがあったんだろうけど、おれよりちょっと上なんだよな。そういうところはある。おれのなかでなにかが変わっちまったのかもしれないし、そうだな、漠然とした未来があったころに観たときと、そんなものなくなっちまった、中途半端なおっさんが観るんじゃ、感想も違ってくるんだよな。そして、『T2』の連中になにか未来をみることもできない。ああ、せめておれが服役囚かヘロイン中毒者だったら話は違ったかもしれねえが。

そんでもな、なんか音楽はよかったぜ。

 

T2 トレインスポッティング -オリジナル・サウンド・トラック

T2 トレインスポッティング -オリジナル・サウンド・トラック

 

これでまた20年くらい経って敬老に冷水ひっかける『T3』とか出たら出たで、生きていたら観るのだろうな。生きていないと思うけれども。

 

d.hatena.ne.jp

あと、『ワールズ・エンド』観たくなった。こっちはsuedeの曲を使ってるしな。