Adobe Illustrator CCとPhotoshop CCをあまり考えんと2019にアップデートしてしまい、後悔している。いずれ、アップデートしなくてはならんものではあるのだけれど、かといって新機能が必須、ということもなく。
Illustratorについていえば、いきなり「メモリ不足です」と、たいして複雑でもない画面のプレビューモードがアウトラインモードになって、そのまま落ちたりする。「おまえのiMacが貧弱なのだ」と言われればそうかもしれないが、そんなに簡単に買い換えられるものでもなく。
しかし、それよりIllustrator CC 2019で不満なのは、新機能のカスタムツールバーの……完成度の低さだ。ツールバーカスタムできるのはいいよ。標準ツールバーと一緒に、自分の作ったツールバーを併置できるのもいいよ。なにせ、人によってあんまり使わん機能も多いしな。
ところが、だ。それぞれのツールが常に移動可能になっていて、ふと気づくと「あのツールがない」という状態になる。並び替わるだけならいいが、他のツールに重ねて一体化(階層化)されてしまうと、探すのも一苦労だ。カスタムツールバーのロック、なぜできないのか。イライラする。
……って、「おまえ、20年くらいイラレ使ってきて、ツールの切り替えにいちいちツールバー使うの?」という声もあるかもしれない。それについてちょっと言い訳させてもらうと、おれのIllustratorの用途はイラスト描きではない。ほぼ文字列、文章を取り扱う。それも、ある程度決まった形の、様式のファイルを扱うことが多い。だから、できるだけ文字のキーには文字入力以外触れたくないのだ。というか、気づいたらそういうことになっていた。そりゃ、なんかトレースだけしているときとかはAやVで選択ツール切り替えたりするぜ。でも、こう、文字検索してそれが含まれるグループオブジェクトを選ぶときにVを押してしまって、その文字列がVになるようなことは避けたいのだ。いや、きちんと訓練を積んだ人ならば、いちいちツールバーなど使わないのかもしれないが、おれは野良なので、高速マウス動きに頼ってしまう。手のひらツールや虫眼鏡ツールも使う。最上段二つと最下段二つ、そこにシュッとカーソルを持っていくのだ。いや、command + 0だの、commandだかoptionだか押して(無意識にやっているのでわからんのだが)、一時的なツール切り替えとかもしますよ。でも、ツールバーは使うんだ。よく使うんだ。ずれるとすげえムカつくんだ。そこのんとこ、どうにかしてくれ。
あと、IllustratorのデータをPhotoshopにコピペで持っていくときに、オブジェクトのサイズ変えようとしたら、おまえ、shift押しながらの変形で縦横比が固定されねえんだよ。「?」ってなって、しばらくしたら、shiftなしで縦横比固定になってるって気づいたんだよ。いや、shift押したら固定だろって。だいたいそういう感じだろって。そこんとこ、勝手に逆にすんなよ、バカ、バーカ。ひょっとして、「なんか貼り付けるときは縦横比固定の場合が多いから、shift押しという余計な一手間を省略してやろう」とか思ったのか? 余計なお世話だ、バーカ。
あとは、えーと、なんかあったけど、もう両方とも終了しちゃったからいいや。ああ、なんかPhotoshopでウェブ用に書き出し(従来)がうまくいかないとかいう問題もあったな。いや、上の写真ちょっといじってからアップしようとしてそうなっただけで、まだ再現性というか、原因もわからんのだけれど(一時的なエラーかもしれない)。
それと、モリサワな、いつまでMojave対応が「対応予定」、「準備中」なんだよ。新書体発表してる場合かよ。ああそりゃ、モリサワが対応しているかどうか確認しないでOSアップグレードするなんて、相当な手落ちだったと思ってるよ。それはわかっとる。わかっとるが、あんた、わしらAdobeとモリサワに年貢おさめて、ひいひい生きとるんだで、そこんところわかっとらんやろがい。頼むから年貢分は動いてくれ。頼むやで。
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