『さよならの朝に約束の花をかざろう』を見た

ちゃんとしたタイトル(カタカナかひらがなか漢字か、など)を打たなきゃな、とおれが検索した文字列は「約束の朝にさよならの花をかざろう」だった。

 

予備知識はほとんどゼロ。現代劇かファンタジーかもしらない。ただ、岡田麿里の映画があったよな、というくらいで手にとった。

で、ファンタジー、だった。不老長寿の一族とそれに襲いかかる不幸と生き残りの人生と……そんなお話。不老長寿というと『ポーの一族』かしらん、などと思い浮かべる世代。

岡田麿里、というと、おれにとっては水銀燈の「乳酸菌」なのだが、なんというか、いい脚本家だろうと思う。でも、おれ個人にすごく刺さるかというと、どうかはわからない。そもそも、おれ個人にすごく刺さる脚本家などいるのだろうか。笠原和夫

とはいえ、後半のあたりのなんとも言えぬねじりねじれた感情の行き先などは、なんとなく「らしい」のかな、などと思い、おお、これが岡田麿里節なのか、などと思いもする。

というわけで、なんというか、全体的にいって、とりあえず見ても損はしないのではないでしょうか、というあたりで。あ、主人公の声の石見舞菜香さんは、よく存じ上げないのですが、よかったかなって思います。以上。

 

さよならの朝に約束の花をかざろう 公式美術画集

さよならの朝に約束の花をかざろう 公式美術画集