『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』を観る

 テレビで放映されていた『モーレツ宇宙海賊』がどうだったかという話になる。これがもうずいぶん昔のようで、まあ実際そこそこ昔ということになってしまうわけなのかもしれないが、あまり覚えていないというのが本当のところで。とはいえ、心を鷲掴みにされるような傑作というわけではないにせよ、視聴を途中でやめたというわけでもなく、まあ、わりと、それなりに、楽しんでいたんじゃないでしょうかね、というところ。
 というわけで、本作も「ああそうだった」、「そういう人もいたっけ」とかそんな部分に注意が行ってしまったりした。結果として、感想は「まあ、わりと、それなりに、楽しいんじゃないでしょうかね」というあたりに落ち着く。エンドロールを見て、たくさん出てくる女性出演者の中の人がわりと今じゃ(当時も?)すごいんじゃないかな、あたりに落ち着く。
 そのあたりに落ち着く映画版をなぜ観るかといえば、やはり映画版ともなればスペシャルなわけであって、そりゃまったく切って観ていなかった作品ならともかく、しっかり初回から最終回まで観たやつならというところ。 そういう意味では、なんだ、「まあ、わりと、それなりに、楽しんでいた」作品くらいだと円盤を買おうという気にはならないが(Blu-rayレコーダーから焼いて保存はするが)……って、アニメにいかに金を落とすかという話だが、劇場版なんかは……って、映画作るのも金かかるだろうなあ。あと、実際おれはこれを映画館まで観に行ってないし、買ってもいないわけだし、借りる、では弱いかな。うーん。
 てか、ファン側が業界がいかに儲けるかを考えなきゃいかんというのも変といえば変か。そうでもないか。まあ、今のところおれはアニメ趣味にフリーライド(地上波放送を録画して観る)してるのが中心で、言う資格すらないっちゃないんだけれども。いずれはなんだろうな、たとえば半クールだけ地上波で流して、残りは円盤買ってね、とか、有料配信でね、とかになんのかな。ま、どうなるにせよ、ジャンルの入口としての無料地上波はまだまだ馬鹿にできねえんじゃねえかと思うんだけど、それは昭和の考えかな。こう、たまたま観るってのがどっかにあるのは大きい。おれだってたまたまテレビでスティールキャスト菊花賞を観なければ、競馬に足を突っ込むことなんてなかったろうと思ったりすんだけどね。でも、今だとネットでたまたまか。ようわからん。おしまい。

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 たぶんテレビ版のあとに読んだこのクレギオンシリーズとか、わりとなんというか、日常系? そんなにハードでないSFというのも嫌いじゃない。つーか、ぜんぜん映画の感想書いてないな。まあいいや。