今日は不調のiMacの復元に半日潰れた。完全初期化までやろうとしたが、それすらエラーで失敗。またTime Machineからすぐに動かなくなる可能性のある「復元」でしのいだ。忙しい年度末でなく良かったが、仕事に余裕があるというのは食扶持の恐怖でもある。
— 黄金頭 (@goldhead) May 20, 2016
職場のiMacの調子がよくない。よくないといっても、よいときはよい。スピーディーかつエレガントに動く。ところが、電源切ったり、再起動すると、とたんに止まってしまう。ずっとスリープで運用している。運用しているが、スリープからの回復で虹色グルグルの連発でまったく仕事にならなくなったりもする。そうなるたびに、TimeMachineから総復元をする。
そんなんで、今日も朝から調子が悪かった。上司から「いい加減にクリーンインストールしなおせ。もしも最新OSでCS3が動かないならCCにしてもいい」と言われた。というわけで、El Capitanにアップグレードして、ハードディスクの初期化を試みた……のだけれど、初期化すらエラーが出てできない。せっかくの決心も水の泡である。
そしてどうしたか。上にあるとおり、死ぬ直前のTimeMachineからの復元である。何度繰り返したことかわからぬ。そして、iMacは古いOSに戻り、死ぬ直前の一時的な健康を手に入れる。
……おそろしい、おそろしい。iMacはそう思っているに違いない。こっちとしては困ったもん(新しいiMacを簡単に買えるほど裕福な会社ではない!)にすぎないが、iMacの気持ちになってみよう。もう死ぬというのに、死の直前に復元されるのだ。これはゾンビだ。屍者の帝国だ。そして、だましだまし使われ、限界が来ると数日前に戻される。『まどか☆マギカ』じゃああるまいが、おそるべきループの連続である。完全にハードが死ぬまでこれが続く。地獄である。とはいえ、おれはその地獄を課しつづける。人間とは恐ろしいものである。この先、人工知能というものが発達して、パーソナル・コンピュータが感情を持つとしたら「いい加減死なせてくれ」と言うことだろう。それでもおれは、iMacのバックアップをとり、スリープさせて帰宅する。もし月曜日に動かないようであれば、また復元をする。おそろしい、おそろしい……。
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