睡眠時無呼吸症候群について、あらためて

SAS! SAS! (上坂すみれ「Innner Urge」のメロディで)

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センター試験睡眠時無呼吸症候群の教授が寝ていびきが出ちゃった問題。ブックマークのコメントにいくつか「寝るのに問題はないのか」的な書き込みがあったので、睡眠時無呼吸者として一応言っておきたいのですが、「寝ちゃうのが病気」なのです。もちろん、睡眠時に無呼吸になっちゃう病気なのはその通りだけど、日常生活への一番の影響といえば、意思やなんかと関係なく日中に落ちちゃう。そこなのです。

この処分の報告からはわかりませんが、問題があったあとに睡眠時無呼吸症候群が判明したのだったら、若干教授がかわいそう、という気もします。とはいえ、「重症の」とあるから、ふだんから病識がなかったのかどうかなど気になるところです。

なにせ、自分の体験からいえば、普通の「寝不足で昼間に眠い」とかいうものとはレベルが違うのです。ストンと落ちる。パソコンをスリープさせるみたいに落ちる。カフェイン錠剤をコーヒーで流し込むようなことをしても無駄。速攻で襲ってきて、深く眠る。そういう病です。

幸いにして自分はスリープスプリントというマウスピースを装着して寝ることによって、あの睡眠時無呼吸症候群特有の「寝落ち」からは解放されています(もちろん、寝不足その他で普通に眠くなることもあるし、職場で一眠りすることもありますが)。もっと重症ですとCPAPという睡眠中に機械から空気を送り込む機械が必要になったりもします。

ついでに言っておきますが、睡眠時無呼吸症候群は「太りすぎ」ばかりで起こるものではありません。顎の小ささとかが原因になったりもします。まあ、自分は後者だよと謎のアピールをしたいわけではありますが。いずれにせよ、ナルコレプシーかな? とか、血糖がおかしいのかな? とかのほかに、自覚症状のない(とくにいびきを聞かれることのない独り身では)睡眠時無呼吸症候群という可能性があるということを知っておいてもらいたいわけです。だれにでもです。落ちるような眠気、どんなやつにしろ要注意です。そして、下手すれば(運転とか)人にも自分にも重大な被害が及ぶ可能性がありますから、睡眠外来などに行ってみましょう。そんなところです。

 

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危険ないびきが生活習慣病を招く! (小学館文庫)

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