盆栽鉄道2017

今週のお題「ゴールデンウィーク2017」 5月3日、おれは新幹線に乗っていた。素性の知れない旅に出る。 見送りは見知らぬ猫一匹。 さあ、新幹線よ進むのだ。 え、ここは新幹線乗り場ではないのですか? というわけでおれは盆栽美術館に行ったのだった。 盆栽…

なんの機が熟した、なんの木に熟した

www.sankei.com どこらへんがどう熟しているのかよくわからんし、おれには政治がよくわからん。国家の根本であろう憲法を改造するというのは保守の立場なのかね、革新というか、革命的なのではないのかね。いいや、時代に合わせて少しずつ改造していくのが保…

こもしれん我身の丸立ちする大文根

ふらぎきった雑管束の、かじみ切りでひりばったところから、蝋傍液のそぼり落ちるのをさっけして、路寓士はかまらしくなった低腕で土元辺に八葉壷をちかした。こもしれん我身は裏膜と裏膜のあぎりから遠物をめぶち合わせて、いじもなげん肚僧の、日あがりす…

焼きそばがお好み焼きを蘇らせる

正直に言おう。おれはもうお好み焼きが食えなくなっていた。いくら小麦粉の量を減らそうが、ともかく食べきるのにいっぱいいっぱいになっていた。それはお好み焼きに対する飽きからくるものかもしれないし、単に加齢からくるものかもしれなかった。ともかく…

ここまでの競馬、そして天皇賞・春 (結果追記あり)

おれは競馬を生業としているわけでもないし、負けたら飯抜きというような勝負をしているわけでもない。控除率を考えて回収率75%で上々という、かなり低いハードルで馬券を買っている。もちろん賭けるのも小銭ていどだ。 とはいえ、いまのおれは馬券で負ける…

『成駿伝』を読む

成駿伝 孤独の◎は永遠に― 作者: 監修・「成駿伝」製作委員会 出版社/メーカー: ベストセラーズ 発売日: 2017/04/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 清水成駿とおれ、おれと清水成駿。そのことは訃報を知ったときに書いた。 goldhead.hatenablo…

ここまでのカープ

ここまでのカープ。首位である。「カープが元気なのは鯉のぼりの季節まで」といわれたのは、もう昔の話だ(この先そういう時代が再び訪れないとはいわないが)。昨年の優勝チームらしく(べつに北海道日ハムと比べようというわけじゃないが)、首位争いをし…

『世にも奇妙な人体実験の歴史』を読む

世にも奇妙な人体実験の歴史 (文春文庫) 作者: トレヴァーノートン,Trevor Norton,赤根洋子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/11/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 小学生に科学者の絵を描かせると、九割の子どもがマッド・サイ…

幽明境を……映画『岸辺の旅』の感想

岸辺の旅 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2016/04/20 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (2件) を見る どういう映画かよく知らないで観はじめた。岸部一徳が出きても驚かないつもりではいた。岸部一徳は出てこなかったが、柄本…

芋煮とエルロイ 深町秋生『探偵は女手ひとつ』

「こだな大雨にさらさって、逆に特別料金もらいたいぐらいだべ。ギャンブルに挑む男が、そだなケチくさいこと言ってると、貧乏神にとりつかれっぞ」 芋煮とエルロイ、エルロイと芋煮。とくに意味はない。そうだろうか? それをつなぐ作家が一人いるじゃない…