2024年 NHKマイルカップ回顧 幻の馬単二着付け

2024年5月5日東京スポーツ紙より

NHKマイルC(G1) 結果・払戻 | 2024年5月5日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba

 

今年のNHKマイルCはけっこうメンバーが揃った。いいメンバーだ。なかでもG1馬のジャンタルマンタルとアスコリピチェーノがいるのがいい。馬券もこの二頭のことを考えなくてはいけないだろう。

 

アスコリピチェーノは前走、北村宏の騎乗で負けた感じはある。今回はルメール。ルメールはドバイでの落馬事故からの復帰の日となる。馬に乗れる以上、ルメールはルメールなのだろう。

 

が、おれはどうもジャンタルマンタルにいきたいと思った。一つには東スポの虎石晃の予想によるものであって。前走の皐月賞はマイルを見据えての早じかけであった、と。その皐月賞は御存知の通りすごいタイムだった。すごいタイムでの三着からのマイルカップ。疲れが残っているのかどうか。そのあたりはよくわからない。

 

よくわからないが、ジャンタルマンタルに川田。これが本命だ。そう思った。そう思った一方で、おれはこうも思った。「先行抜け出したあと、追い込み馬になんか差されそう」と。

 

この思いが次第に強くなってきて、「ジャンタルマンタルの二着付け馬単?」みたいなことが頭に浮かんだ。これは非常に異例のことである。おれはある馬を二着固定、あるいは三着固定にして馬券を買ったことがない。基本的に競馬はそのレースで強い馬を見抜くものだという考えもあるが、なによりもそんな買い方して勝たれたら、死ぬほど悔しいというか、なんというか、わけのわからない気持ちになるに決まっている。勝つと思った馬が二着になって悔しいのなら理解の範疇というか、そんなのばかりだが、それ以上にひどいストレスになりそうだ。

 

というわけで、馬券は馬連と三連複となった。当然、アスコリピチェーノが最後にジャンタルマンタルを差す、ということは考えられる。田原成貴もそう言っていたような気がする。そうなったら仕方がない。この二頭の馬連決着で儲けようという気はしない。来たら外れでいい。

 

で、ジャンタルマンタルを差しそうな馬として、内からノーブルロジャー、ディスペレンツァ、ロジリオン、シュトラウス、アルセナールあたりを考えた。このあたり相手なら、馬連でもわりとつく。そのあたりが馬券の本線だ。

 

で、レース。というか直線。ルメール前が壁。負傷明けなのが原因かどうなのかしらんが、とにかくアスコリピチェーノがどん詰まり。その間、好位置から抜け出して伸びるジャンタルマンタル。悪くない。そして、ロジリオンが伸びてきている。非常によい。

 

が、そっからなんだよな。なんか最内からひょこっとロジリオンを差す馬がいよる。誰よ? え、アスコリピチェーノかよ。リプレイ見つつ、こんなにブレーキかかりまくっているのに、そんでも伸びるの? かなわんわ。

 

というわけで、馬券は三連複のみ。というかあれだな、あの不利なかったらアスコリピチェーノがジャンタルマンタル差し切ってたな。たらればの話だが、まあ競馬はたらればで成り立っている。となると、おれの「ジャンタルマンタルが差されて二着になる」予想はあながち間違っていなかったことになる。とはいえ、アスコリピチェーノが差したところで、配当は激安なのでたいした話ではないが。

 

土日の競馬でいうと、土曜善戦。ケンタッキーダービーはわけがわからんので三連複六頭ボックス買ってみたが、勝ち馬は拾えず。というか、フォーエバーヤング普通に強いし、テーオーパスワード五着だし、あれだ、ラムジェットあたりが行っていても勝負になったんじゃないのか、今年は。つーか、欧州芝競馬よりハードル高そうに見えていてた米国ダート競馬で勝負になりつつあるとか、もう本気で競馬やってんの日本と香港と中東くらいじゃないのかみたいな気持ちにも。

 

日曜は新潟が好調で、メーンも準オープンで好勝負を続けていつまでも勝ち上がれなかったけどようやく勝ち上がったばかりのキングスパレス本命で、馬連を当てて悪くない。土日トータルでやや負け。許容の範囲内。

 

日本選手権競輪は関東五車の並びにならず、有力者が単騎になって素人にはよくわからない。準決でよく見えた清水裕友から三連単。あと、山口拳矢から二車単など買ってみたが外れ。こんなん当てられなくて普通だよな?