もらいもの

 「もらい泣き」や「もらいゲロ(そういえば地下鉄の中で乗客が次々にもらいゲロをしていくというろくでもない短編映画があった。イギリスのものだったと思う)」はあるが、もらい鬱(ここでいう鬱とは医学的な判断によって定義されたものではなく、そういった近代的な定義以前より言葉として存在してきた「気がふさぎ込む」程度の意味合いである)というのもあるようだ。詳細は差し控えるが、今はソラナックスを飲んでソラナキシカルなソラナキシストになっている。脳にモヤが掛かるのはいいが、皮膚感覚が敏感になるような気もする。こういう状態でセックスなどしたら何か凄いかもしれないけれど、肝心の部分が役に立つのかどうかはまた検証すべき問題だろう。いや、それ以前にソラナキシーな脳が性欲まで減退させている。その意欲からが問題だ。俺はとても平和な気分だ。ラブ&ピース、ノー・セックス。何を書いているのかよくわからない。たかがソラナックスごときでここまで影響するのだから、心の薬の世界は奥深い。その先はどうなっているんだろう?