萩原健一の日

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逮捕直前に横浜市内の自宅内に、一部テレビ局を招き入れ、「逮捕されるのを待ってます。まぁ頑張ってきます」と余裕かつ不敵な笑み。

 昨夜、TBSのNews23ショーケン逮捕直前インタビューなる映像が放送されていた。直前も直前、まさに捜査員がこちらに向かっている朝のもので、不思議な雰囲気と緊迫感に思わず見入ってしまった。これはTBSの大したスクープだな、と思ったものである。ところが今朝、フジテレビのとくダネ!でも同様の映像が流されており、「フジテレビとTBSのカメラが入っていた」とのこと。なぜこの二局なのかはよくわからない。
 逮捕の朝のショーケンは、やはりどこか落ち着かない様子で、指をコツコツやりはじめたり、なんかそわそわしている感じだった。待つのに耐えられなくなったのか、事務所の人間が担当する署に電話をして、「こちらから出向きましょうか!」なんて一幕も。そしていよいよ捜査員登場。「おはようございます!」と入ってくるとは知らなかった。そして、俺がこの家の中からの映像を見て思い出したのは、湾岸戦争で兵士が砂浜に上陸したら、浜辺でカメラマンが待っていました、という光景。そんな大仰なものではないけれど。
 かくしてショーケンは警察に連れて行かれてしまった。実のところ、俺はショーケンをリアルタイムに追ってきた年代ではないし、特にこれという作品も挙げられない。あ、けど一つ挙げるとすれば、映画『竜二』のエンディングの歌がかっこよかったかな。もちろん、ドラマなんかでの存在感だって知っているけれど。そんなわけで(?)、上の記事には「今回の逮捕で、俳優としてのイメージダウンは計り知れず、今後の役者人生にとって“致命傷”となりそうだ」などとあるけれど、「そうかなぁ?」という印象。もしもこれがミラーマン植草みたいなケチな犯罪ならともかく、こういっちゃなんだが、かえって‘らしい’なんて思ってしまうのは言い過ぎだろうか。