フロイト博士はオートバイの夢を見るか?

http://www.excite.co.jp/News/odd/00081111049983.html

バイクは本能的なものなんです。バイクは内部の自己に訴える。バイクの興奮と高揚感こそ、人々がバイクに乗る理由なんですよ。

 英国で研究者が無公害のバイクを製作したが、あまりの無音のためにバイク乗りは不満、といった話だ。俺は暴走族のごとく騒音をまき散らすバイクは嫌悪するけれど、上のバイク乗りの言うことも十分理解できる。*1俺は原付には乗っていたが、バイクの免許を持っていない。ただ、弟のバイクの後ろに乗っかったことはある。原付とは全く違った、あの力強さ。どこまでも推進していくようなバイクの高揚感。俺はたまに免許が欲しくなる。免許代もバイク代も捻出できないのに。
 その高揚感は、いくつかの小説などにも描かれてきたものだろう。まずはマンディアルグの『オートバイ』か。……って、残念なことにタイトルしか知らない。部屋にはあったんだ。俺が読んだところをあたると、ジョン・アーヴィングの『熊を放つ』。アーヴィングがバイクに乗る人かどうかは知らないけれど、この小説を読んだとき、「バイク免許病」が再発したのを覚えている。そういや、『ホテル・ニューハンプシャー』のフロイトと熊もバイクに乗っていたのだっけ。
 などと思い返していると、また病気が再発しそうだ。どこにも金がない。自転車を買う金すらない。俺はどの高速道路に乗って、どこへ行くこともできない。テレビや小説で満足するのが関の山なのだ。それでは、アウフヴィーダーゼーエン、フロイト
追記:http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/03/17/009.html「英Intelligent Energyは、水素燃料電池で駆動するバイク「ENV(Emissions Neutral Vehicle)」を発表した」(写真付き)

*1:ちなみに、音が静かすぎて通行人が気がつかない、というのは本当だ。実家の車がプリウスだったのだけれど、あれは低速で走っていると、本当に通行人が気がついてくれない。クラクションを鳴らすのも嫌な感じで、ちょっと困ったものだ。