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17日早朝、84、85年とマイルCS(G1)などG1・3勝を挙げたニホンピロウイナー(牡25)が、心臓麻痺のため繁養先の門別・佐々木直孝牧場で死亡していたことがわかった。
思わず「あ」と声を出してしまった。ニホンピロウイナーが死んだ。俺はニホンピロウイナーの現役時代を知らない。けれどなぜか、俺は意味がわからないような名前を持つこの馬が好きだった。ターフをにぎわす快足産駒たちが好きだった。三千メートル越えを目指すメガスターダムも好きだ。白地に黄緑と黄色の、ニホンピロの勝負服も好きだ。
「千六以上ならシンボリルドルフ、千六以下ならニホンピロウイナー」。これからの後、幾たびも快足馬が現れ、レコードタイムを塗り替えていくだろう。しかし、七冠馬と並び称されるマイル王者、短距離時代の幕開けを飾った、その名は不滅である。以て瞑すべし、安らかに眠れニホンピロウイナー。
ニホンピロ公式サイト→http://www.boreas.dti.ne.jp/~npeiji/
