港南台にある人の家を訪ねることになった。まず、大船に出て買い物などした。仲通から一つ古本屋が無くなっていた。人出はたいしたものだった。
港南台の古本屋で四冊ほど本を買った。その店は一時、店舖の半分をカレーライスとソフトクリームの販売に当てていたが、すっかり元通りになっている。ご婦人のお客さんがレジでそのことを持ち出すと、店主らしき人は「あきらめました」と。私は本が多い方が嬉しい。
おみやげを買おうと、その古本屋の横にあった洋菓子とパンを売る店に入った。本日サービス品のかぼちゃプリンを三つ頼むと、店のおやじさんが「二つで○○円だから、四つの方が」と言う。私は四つプリンを買った。その手作りプリンは実に美味しかった。プリンとは思えぬ固さで、まるでスイートポテトのような食感。ちょっと粉っぽいけれど、それも好みだ。
晩ごはんはお好み焼きだった。お好み焼きばかり食べてきた経験を活かし、「納豆を生地に」などとアドバイスしたが、黙殺された。大人しくお好み焼きをいただいた。九時過ぎに広島―巨人戦の経過を知りたくて、ちょっとチャンネルを変えてもらったら、ちょうど清原が五百号でホームインするところだった。そのあと立て続けにホームランが出たような気がするけれど、よく覚えていない。
この日はとても晴れていて、夜遅くアパートに帰って、自分が汗らしい汗をかいていることに気が付いた。