「タイガー&ドラゴン」の感想

goldhead2005-04-30

 昨夜は人の家にお邪魔していたので見られなかった。が、万事抜かりなく、野球中継を考慮に入れた録画で、今朝見た。土曜の朝見るにはテンションの高いドラマだな、と思った。
 朝から見るのはどうかと言えば、最たる存在が荒川良々。何だか知らないけれど、かぶってる近鉄の帽子が眩しい。落語の様子も「こんな人居そう」という雰囲気。ジャンプというわけのわからない名前もいい。名刺まで持っているのもいい。次回予告にも出ていたのだから、これからも活躍するのでしょう。しかし、ただ変なキャラというだけでなく、落語へのアプローチというか、キャラごとの違いが出ていて面白い。
 そんな中に「古典」というテーマがあるようで、今回は「茶の湯」。といっても、ドラマ見て初めて知ったのだけれど。ついでに言えば、裏原宿のそういうのが今もどういうのかよくわからない。けど、どんな感じかドラマの中でどうなのかわかればいいので、よくわからなくてもかまわないというところか。
 そんなわけで、落語も原宿も知らなくても楽しめるこのドラマ。そういえば、何かで誰かが「家族で楽しめるような」みたいなコメントをしていたのを見たっけ。けど、下ネタが多いよな。「俺は生理か」「童貞を肉眼で見るのはじめて」などなど。もちろん下ネタは大歓迎だ。まあ、会話の隅々まで面白いのがこのドラマ。小気味いいボケとツッコミのみならず、何か言って外してしまう岡田准一とか、見ていて休む隙もない。やはりクドカンは凄い。
 と、しょっちゅう誉めていたのが高田亭馬場彦こと高田文夫。数年前、実家で日刊スポーツを取っているころ、高田がコラムでしょっちゅう誉めちぎっているものだから、それで宮藤官九郎の名前を知ったくらいだ。もっとも、ドラマを見るのは今年が初めてだったけれど。しかしまあ、このドラマのテーマは高田文夫のジャンルとも言えるお笑い、落語。最近日刊スポーツは土日もあまり買わなくなったけれど、狂喜乱舞して誉めまくってたんじゃなかろうか。もちろん、そのコラムに限らず。で、その役がヨイショして誉めちぎる落語の師匠なのだから面白い。
 いやはや、来週はちゃんと金曜の夜に見よう。今回はせっかく録ったので、もう一回くらい見てみようか。